なぎのあとさき

日記です。

気高さ

2010年04月01日 | 猫トーク



おいお前!そこで何してる?



ここか?
(テレビ画面にはカラス)

網戸にすると、
殿ちんが窓を開けようとするので、
開かないように窓の上の方を
手で押さえていた。
殿は窓が動かないと、
押さえてる私の手を見上げる。
ごめん、ごめんね!と謝るけど、
手をどかすわけにはいかない。

窓が開かないのが、
私の手のせいだ、ということまで、
わかってしまった殿ちんは賢い。

だからといって殿は、
私をうらんだりはしない。
うらむ、という感情は猫にはない。

やきもち、はあるけど、
これは愛からくる感情。
猫には喜怒哀楽が全部あるけど、
愛に基づかない感情は一つもない。

お日様、猫同士、ご飯、獲物、そして私への。

猫に限らず、
動物はみんなそうなんだろうな。

朝、
家の中を動き回る私のあとを、
殿がついてくる。
ときどき立ち止まって、
殿の名前を呼んだり、
撫でたりすると、
目をきらっとさせて、
「ナー」とこたえたり、
ブロロロロとのどをならして、
嬉しそう。
まっすぐで純粋な愛情を感じる。

ダーが殿に顔を寄せると、
あごのひげをクンクン、とかいでから、
おでこをダーのあごにコン、と当てる。
これは、私にはしてくれない。



男には男のつきあいがあるのだ
おれ様を甘く見るなよ!

コメント