「冷血」
ふだんよく知らない犯罪について、
あれこれいうのはムダなことだなぁ。
じっくり調べて書かれたこの本を読んでも、
わからないことはあるし、なんともいえない。
最後の時のペリーの描写が心につきささる。
残された馬の姿が悲しい。
「ラブイユーズ」(2度目)
なんとなく、痛快な本を読みたくなって読む。
ヒールがこれでもかというほどむかつくヤローで、
芸術家の美しい魂とのコントラストがくっきり。
ジョゼフのセリフや態度はいつもモダン。
「逆光(上)」
そこに山があるから、という気持で読み出す。
ふつうの本なら50ページくらいで本の世界に入れるけど、
この本は200~300ページくらいでやっと入れた。
登場人物の多さもはんぱないので、
下巻が手に入る前に、何人かは忘れそうだし、
(そんなんで読み終える日はくるのか?)
とりあえず、上巻を読んだだけでも、
この先どんな長編でも読む自信がついた。
印象的なのはフランクとエストレーヤのくだり、
リーフの雪崩のくだり、
マールとクララベラのくだり。
「ピストルズ」
これまでの阿部ちゃん小説がつながっていったり、
(ハイハイ、あの事件ね)
読む人の経験でいかようにも想像できるくだりがあったり、
ラストにドッキリがあったり、
面白かった~。
「わたしを離さないで」
こんなこと、あるはずのないSFだ、
とでも思わないとやってられない最悪に気色悪い話。
でも書き方がうまくて先を読みたくなる。
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12月頃から集中力があって
本をすいすいと読める。
きのうは大雨がふり、
今日は起きぬけにプーリーを大音響で聞きたくなるほど暖かくて、
春一番だ!とうかれそうになったけど、
夜はがっくんと冷えるのだった