なぎのあとさき

日記です。

雨水入り

2022年02月20日 | 日々のこと


去年から狙っていたラナンキュラス ラックス アリアドネがやってきた
3.5ポットで小さいけど一輪咲いていた

2月19日に雨水入り。文字通り雨が降っていて一見寒そうだけど外に歩いてるとわりと平気。
月末から一気に暖かくなりそう。沈丁花はまだ。
でっぷりしたヒヨドリが常駐するようになった。


夜に庭に出たり入ったりを3セットくらい繰り返すモンちゃんは、部屋の中でみっしり毛皮に熱がこもるので急に外に出ると水風呂に入ったみたいに、ととのうのではないか。
モンちゃんの毛皮は外でも寒くない仕様なのに家でホトカの上にいたら暑くてサウナみたいに蒸してきたりするのかな。
仕事椅子の上のミニホトカがお気に入りで、ちょっと席を外すとすぐモンちゃんが乗っている。

外の空気を吸うとご飯が美味しくなるのか、戻ってくるとお皿に直行。
この頃、自分のカリカリを半分以上残してマオちゃんの分を食べに行く。
ビーもよくやっていた手。
モンちゃんとマオちゃんのお皿は部屋の端と端に置いて分けていて、モンちゃんはマオちゃんのは食べてはいけない、とわかってるけど私一人だと止めても無視して食べる。


ちもべのゆーこときにちないで、やりたいよーにやれって
ビーねーちゃんのじきでんにゃんだぜ!

でもビーみたいにいばることはないモンちゃん。

マオちゃんの人間信用度は30%と思ったけど、それはいいすぎだった、まだ18くらい。部屋に立ってる人間が二人になると出ていってしまう。撫でるのは全然平気だし人のあとをついてくるから人にトラウマがあるとは思えないけど、人に対する警戒心も三つ子の魂百までつづくのだろうか。
Tと大ハッスルで遊んでるとき、私が立って見に行くと動きが止まる。
なので四つんばいで見ている。

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年末は時間がなくて行けなかったランチに行った。


前菜はいつもカルパッチョ
この日はカンパチ

パスタはボンゴレでふきのとうと白味噌のトッピングが春の香りで美味しかった。


メインのお肉


焼きリンゴのブリュレ

パンとバターも美味しいので3つも食べてお腹いっぱい。
キイチゴとミント風味のスパークリングカクテルも美味しかった。

ジム休みの水曜も仕事の後で新規の店を開拓しようと思って8時頃に街に出たらどこもやってない。
9時までのカフェになんとか入って、そこも美味しかったけどビール飲めないのが残念。


バレンタインデーのミニケーキ

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去年買ったワイヤレスリモコンが気づいたら片方なくなった。あれはなくなりやすいしなくなったら出てこない。
サウナの後、外で夜空を見ながら、チル音楽が最高なので買いなおし。
今度のは見た目も色つきでなくなりにくそうだし、音がこれまでより格段にいい。

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ラマ先生の脳と神経の本読了。
◯身体のイメージは、持続性があるようで、まったくはかない内部の構築であり、簡単なトリックで根底から変化する。

◯知覚は、感覚信号と過去に貯蔵された視覚イメージに関する高度な記憶との動的な相互作用の最終結果である。

第五章の幻覚の話は特に面白かった。
偏頭痛の人は、視覚皮質の一区画が一時的に損なわれる。
ふつうの人にも盲点があるが、視野のかけたところを、脳が書き込むことがある。
(周りの模様を連続させるとか)

近所歩いて前からくる人が一瞬、はっきりとA氏に見えたのに、次の瞬間別人だった、とゆうことがあった。
その人の顔が一瞬盲点になって、脳が背格好や服の感じからよく知ってるA氏の顔を書き込んだのかも。

◯おそらく私たちはいつも幻覚を見ている、知覚とはどの幻覚が現在の感覚入力にとっともよく適合するかを判断した結果

半側無視の話。
右の頭頂部に損傷が起きた賢者が、自分の左側に全く無関心になる。
四次元の生き物が四次元の世界から眺めると、私たちの行動も、奇妙な鏡の世界に閉じ込められた半側無視患者がそう見えるように、こっけいで歪んだ行動に見えるだろう、

嘘をつくことについて。
筋立てに合わないものが脳に入る、行動が混乱して不安定になる。
左脳は、異常を全く無視するか、無理に押し込んで安定を保つ→フロイト的な防衛と呼ばれるものすべて
(否認、抑圧、対話、自己欺瞞)を行う、その報いは、自分自身に嘘をつくこと。
一貫性を生み出す機構は左脳にあって、自己の安定と統一にたずさわっている。
嘘をつくことは脳の健康に良くないなあ、と思った。

今世紀、記憶、神経科学の解明のため、シナプスの物理的変化やニューロン内部の化学反応のカスケードの探究は進んでいる。
が、記憶の物語的、構成的な側面はまったく探究がなされていない。

フロイトいわく
偉大な科学の革命には一つ共通する特徴がある、それは人間の面目をつぶすこと!
一つめ、コペルニクス革命
地球中心の宇宙観から、地球は宇宙の小さな塵にすぎないと置き換えた。

2つめ、ダーウィン革命
人間はたまたま進化した特性のおかげで一時的に成功してる、ひ弱で毛のない幼型成熟の類人猿とみなす。

みっつめ、フロイトによる無意識の発見
自分が自分の管理者であるという認識は幻想にすぎない。

親を親と感じられない息子の話
扁桃体と感覚領域(この人は視覚)が連絡していない、周囲の世界との情動的なつながりがない→両親の顔を見ても何の感情もわかない

これは精神病とみなされる脳障害が神経回路の観点で説明できる例。

扁桃体がいかれちまったという山岡が、場面ごとにどんな気持ちでいたか想像すると面白かった。ストーリーを作ることにこだわったのも、何か作らずにいられなかったからかも。
アキラでなく海老原かい、のとこでも大した感情はなかった、とマンガ読んだときも思ったけど。

9章は特に面白く、神と大脳辺縁系が語られる。
側頭葉への刺激で、強い霊体験が起きるそう。
悟りの確信の出どころが、思考の脳領域域ではなく情動に関する辺縁系らしいのが皮肉なもんだ、とラマ先生。


どの章も始まりはわかりやすく興味深いのだがどんどん突っ込んだ内容になって難しくなるので、サックス先生ほど読みやすくはないけど面白かった。
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