バレエ、椿姫。
バレエで動きがきれいに揃うのは、
人間もイカみたいになれる、ということだ。
衣装もきれいだし、音楽も良かった。
ヴェルディ生誕200年。
主役がロシア人ダンサーで、
踊ってないときでも動きがきれい。
バレエ観る日は雨が多い。
某先生にありがとう、と手を握られた。
ものすごいワガママな人だけど、やっぱり好き。
帰りはギットギトのラーメン。
ダーも気に入っていた。
こんなの食べてる人はイカには程遠い。
馴染みの懐石屋で塩辛が出てきたので、
大将にイカトーク(フルバーション)をしたら
厨房でいつもてきぱき仕事してるザ・板前のCさんも笑っていて、
大将はまじめな顔で「相模湾ならアオリかヤリかな!」
俺なんか海で泳いでるところ見ても何の魚かわかんないだろうな、
イカはこれから身が大きくなって食べごろだ、とのこと。
あの子たちはまだ子供だったのか。
それで好奇心丸出しの目をしてたのね。
今頃大きくなって沖に出て揃った動きをしてるんだろうか。
来年また会いたいなぁ。
次の日も雨。猫たちは食欲up、
ビーの顔も目もまるまるして毎日かわいい。
ホトカを出してシンクロ睡眠。
殿はホトカとカバーの間に入る楽しみをすぐに思い出して、
カバーを常にぐちゃぐちゃにしてる。カオスのはじまり。
モンチはカバーの中に入った殿のふくらみに寄り添って丸くなる。
寒くなってモンチが殿にべったりし始めて、ビーは「チッ」
私はそんなビーに人一倍かまう。
抱っこの間ビーの腹に耳をつけると、
びびびびん、びびびびんとご機嫌の音。
殿はクローゼットを開けて中に入る。
出なさい!といっても無視、
むりやり出して叱ると、
「おれは叱られるのは嫌いだ!」と顔をそむけて一歩も譲らない。
私はすぐに譲る。
昨日は寝てる間ビーが枕にいて、
背中の毛を吸いながら眠った。
夕方Cが来て江の島へ。
サウナ、プール、温泉で仕上がる。
ずっと海に入ってた後で、
真水は少し重たくて体にまとわりつく。
夜の海を見下ろす。凪で静か。
帰りはVU。ノリノリで。
絶好のHey Mr.Rain日和。
十月三週目、凪、曇り。
潮濁る。
足の付け根まで海に入って、さてどうするか。
お迎えが来た。鮮やかなブルーの魚影。
ソラスズメダイの色だけど、
前に見た時よりだいぶ大きい。
追いかけようと前のめりになったところで、
内臓からストップがかかった。
夕まづめ、
小さい魚や大きい魚が次々跳んでた。
森戸も潮が満ち満ちで濁ってて、
よく見えないけどたくさんいる気配はあった。
フグがだいぶ大きくなっていた。
お寺は雨上がりで空気がしっとり、
実の熟した匂い。
柿やシトラス系など数種類。
何でも腐りかけが美味いんだよ、
と芳夫ちゃんの声が聞こえた。
三の鳥居の中まで。
周りでガサゴソ、生き物たちの気配がするけど
暗くて見えない。リスか、タヌキか。
二人とも鐘後だってのにお腹減る。
寒さのせいで、腹が肉をつけたがる。
ポテト一気食い。
オリオン座流星群が極大のはずだけど、
曇りの日が続いてて、月も見えない。
Kちゃんの作品展にやっと行った。
おじぞうさん、ひとりひとりいい表情で、かわいくて、
スポットライトを浴びて元気そうだった。
Kちゃんも元気で良かった。
似顔絵を描いてもらったという女の子が飴を持ってお礼言いに来て、
その子もかわいかった。
Kちゃん、先月末大変なことになってたけどやっぱり、
絵があるからだいじょうぶだ。
おじぞうさん作りもずっと続けるべきだ。
Kちゃんもモンチのことをずっと気にかけてくれていた。
近年稀にみる自分に近いバイブスの子と飲んだ。
近いってゆうか、ほとんど同じじゃないの?
居心地良くて、楽しくて、ずっと一緒に笑ってた。
っていうその前の前の週のある日、
大好き(大リスペクト)な人にやっと会えた。
トナリに座ってるだけで嬉しくてしょーがなかった。
しかも帰り2ショットでタクシーなんて一生忘れない。