6月16日W杯ロ大会アジア2次予選日本対シンガポール0-0 勝てる相手と思ったとしたら、油断の始まり

2015-06-18 10:01:50 | Weblog



      「生活の党と山本太郎となかまた ち」

      《6月17日「18歳選挙権法」成立を受けて(玉城デニー幹事長談話)》    

     こんにちは、生活の党と山本太郎となかまたちです。
     本日、参議院本会議でいわゆる「18歳選挙権法」の可決・成立を受けて、本法の共同提案者である
     玉城デニー幹事長が談話を発表し、党ホームページに掲載しました。ご一読をお願い申し上げます
     。

 サッカーの作戦やプレーについて全然詳しくない。テレビで試合を観戦していて、パスやシュートが的確かどうか、あるいはボールに対する反応が適正かどうかといった判断しかできない。

 サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア2次予選日本対シンガポール戦が6月16日に埼玉スタジアムで行われたということさえ知らなった。テレビで生中継されたのかどうかも気づかなかった。

 マスコミ記事で試合結果を知った。0-0の引き分け。日本の国際サッカー連盟(FIFA)ランキング52位に対してシンガポールは154位だそうだ。

 102位の差がありながら、結果は0-0。シンガポールに対するFIFAのランキング評価が過少評価過ぎたのか、日本に対するそれが過大評価に過ぎたのかは分からない。

 評価が適正であったなら、154位のシンガポールが52位の力をある日突然獲得・発揮できるようになるとは思えないから、日本が52位の力を154位のシンガポール相手に十分に発揮できず、52位よりも遙か下の力、それもシンガポールの154位近くにまで下げた戦いしかできなかったという奇妙過ぎる事態が生じたと見るしかない。

 なぜこのような奇妙な事態が生じたのだろうか。

 考えれれる理由は一つ、地合前から各選手にシンガポールに対して勝てる相手だという思いがあって、それがチーム一丸の思いとなっていたからではないだろうか。

 勝てる相手だと思ったら、それは油断の始まりとなる。

 なぜなら勝てる相手として戦うから、勝つための特別な動機付け(精神を奮い立たせる何らかの糧)も必要とせずに戦うことになるからだ。

 そんなものは必要でなくなる。

 一方、154位のシンガポールは52位の日本に勝てるとは思わないだろう。だからと言って、勝負を投げるために試合に出場するわけはないから、最低限、善戦を心掛けるはずだ。

 154位が52位という遥か力が上の相手に善戦を心掛けるのだから、相当な精神の奮い立たせ(=戦う決意)が必要となり、そのような善戦への強い思いそのものが戦いの動機付けとなって、その思いの強さに応じてプラス1アルファどころか、2アルファ、3アルファの力を得て、154位相当以上の力を発揮することになる。

 もし日本が勝てる相手だと思って最初から呑んでかかって、そのために勝つための特別な動機付けを内心に設定もせずに無防備な動機付けのまま試合に臨んだとしたら、その油断が52位の力を殺ぐことになって、マイナスアルファの作用を果たすことになる。

 油断の程度でマイナスアルファが、マイナス2アルファ、マイナス3アルファヘと力を下げていかない保証はない。当然、両者間の力の差は一定程度接近することになる。

 力の差が一定程度の接近で済めばいいが、勝てる相手だとの思いが仕向けることになる簡単に点が入る予定が予定通りに簡単には入らずに裏切られたとき、当然、おかしいぞという思いに駆られて、簡単には勝てる相手ではないかもしれないという疑心暗鬼に襲われたとしたら、気持ちを切り替えてかかろうと思い直すはずだ。

 だが、一度勝てる相手だと思って試合に臨んでしまったなら、既にそのような思いで身体を動かし始めて、そのような思いで身体を動かし続けているから、身体の動きがその思いに馴染んでしまっていて、気持だけ思い直しても、一旦馴染んでしまった身体の動きはなかなか元に戻すことはできない。気持と身体の動きがチグハグという状態に陥ることになる。

 そういう状態に陥った場合、次に待ち構えているのは焦りである。

 焦りに囚われた場合、油断からのマイナスアルファの力の減退が更にマイナス4アルファ、マイナス5アルファと積み増していく方向に進んで日本がなかなか点を入れることができない試合展開となって、そのことが逆にシンガポールチームに対して点を与えずに善戦が報われている証明となって、そのような善戦の手応えが更に戦いの動機付け・勇気へと還元されてプラスアルファの力を積み増しさせることになり、両者間の力の差は更に接近することになる。

 試合前半の45分間に日本は5本のシュートを放ち、後半の45分で14本のシュートを放ったという。

 何本ゴールの枠を捉えることができたのかどうかは分からないが、ただでさえ冷静にプレーしていても相手のあることで、ゴールを割る割らないは別にシュートにまで持っていくことが難しいサッカーというスポーツで、前半の5本に対して後半の14本というのは、後半程、それも残り時間が少なくなっていくに連れ、早く1点を取りたいという焦りが募って、冷静さも何もなく無理な位置、あるいは無理な態勢で無闇にボールを蹴った結果ではないだろうか。

 でなければ、FIFAランキング52位の日本が154位のシンガポールとの試合で前半の5本のシュートに対して得点ゼロというのはどうにか理解できても、後半の14本に対して1本もゴールを割ることができなかったというのは理解できない。

 もし日本がFIFAランキングでシンガポールが遥か格下だからと言って、簡単に勝てる相手だとも思わず、いくら弱いチーム相手でも油断が命取りになる危険性があることを肝に銘じて戦いに臨み、冷静にプレーしていたと言うなら、いくらシンガポールが善戦を動機づけとして戦っていたとしても、前後半合計19本のシュートに対して得点ゼロはなおさらに理解できなくなる。

 6月16日の今回のシンガポール戦の5日前の6月11日にイラクチームと親善試合を行っている。結果は4-0の大勝である。

 イラクは今年6月のFIFAランキングは日本52位に対して86位である。格下であっても、油断せずに懸命にプレーした結果が4-0という得点を生み出したはずだが、この4-0という大勝を以って、イラクよりも遙か格下の154位のシンガポールに対して簡単に勝てるという油断を生じさせたとしたら、4-0という数字だけを見ていたことになる。

 確かに数字だけ見れば大勝であるが、格下という事実は事実として考慮し、4-0を2-0か、1-0だと自らに厳しく評価を下していたなら、自らに厳しいその姿勢はシンガポールがイラクよりもさらに格下だとしても、少なくとも油断したら負けだぞといった戒めとして維持されたはずだ。

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