日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

世知辛いというか・・・身勝手生活快適者増加中

2007-10-22 18:59:16 | ライフスタイル
いつものように新聞チェックをしていたら、「こんなコトでクレームをつける人がいるの?」と思うような記事を見つけた。
それが読売新聞の、子供の声「騒音」の時代、自治体への苦情増加という記事だ。

小中学校近くに住んでいる住民から、様々なクレームがくるらしい。
そのクレームとは「子供の声」。
小中学校なのだから「子供の声」というのは、当たり前にあるモノのはずなのだが、それを「騒音」としてとらえる人たちが増えているようなのだ。
30年程前、マンションなどの集合住宅で「ピアノの練習音がうるさい」という理由で、隣人トラブルになったという事件があったと記憶しているのだが、その後も同様の隣人トラブルはあった。
表面化しないだけでむしろ、少しづつ増えてきたともいえるかも知れない。

我が家のような築30年近くの古い集合住宅では、同じ住宅に住んでいるお宅の赤ん坊の泣き声などが、普通に聞こえてくる。
私などは、「あ~、赤ちゃんが泣いている」程度にしか思わないし、それまで元気に泣いていた赤ちゃんの声が聞こえないと「大丈夫だろうか?」と、いらぬ心配をしてしまう。
「赤ちゃんは、ミルクを飲んで・寝て・泣くことが仕事」だと思っているので、泣き声そのものはまったく気にならない。
ところが、このような生活音に不快感を覚える人が増えているのか、時折お母さんらしき女性から「赤ん坊が泣いて、ゴメンナサイ」と言われることがある。

それが発展したのが、「子供の声」ということになるのだろう。
「子供の声が気になる」のなら、「引越しをすれば良いのでは」と思うのだが、自分が引っ越すことよりも、「子供の声がうるさい」、「部活の声や音がうるさい」と、クレームをつけるというのは・・・なんとも身勝手で自己中心的な「生活快適者」なのだろう。

以前、「落ち葉焚き」についてエントリしたとき、○○県の・・・さんから「『ご近所から煙の臭いなどが洗濯物につく』というクレームから、禁止されるようになったのでは」という指摘があった。
このような記事を読むたびに、世知辛い世の中になったな~と感じる。
そして、そのような自分の都合優先ばかり考えているのは、「偽装表示」を平気でする企業や、人の年金保険を勝手に使い込む自治体や社会保険庁職員と同じだと思うのだが。