日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

仕事を志事にする

2008-07-23 22:48:07 | ライフスタイル
大分前、ぼんやりテレビを見ていたら某人気アナウンサーが出て、「仕事ではなく、志事をしてくださいね」という話をしていた。
「さすがにことばを使う職業だけに、上手いコトを言うな~」と思ってみていた。

昨日のエントリさせて頂いた「労働白書」には、「非正規雇用の限界」という内容があった。
「非正規雇用」に限らず、今「仕事を『志事』」として、高い目的意識と使命感を持ってやっている人はどのくらいいるのだろう?と、考えてしまった。

本来、仕事というのは志すモノ・コトを探求するコトなのかも知れない。
ただ、多くの人は志すモノ・コトを見つけることなく、職に就き、配属された部門で与えられた内容のコトを、片付けていっているように思えるのだ。
私自身、偉そうなコトをいえる立場ではない。

OL生活を十分に経験する中で、上司から指示を受け、言われる仕事をただひたすら片付けていたというか、こなしていた。
もちろん「やっつけ仕事」のようなコトは、しなかったがどれだけ「志を持ってやっていたのか?」と問われれば、「恥ずかしながら・・・」というしかない。

だからといって、「自分探し」というコトを勧めているのではない。
「仕事」をしていく中で「志事」を、見つけていけば良いのである。
言い換えれば「志事」は、「やりがいを見つける」というコトなのかも知れない。

その「やりがい」を見つけるということは、とても大変なコトで、自分に甘く「まぁ、イイや~」と思ってしまえば、「志事」などを見つけることなど出来ない。
それだけではなく、例え失敗をしたとしても、その失敗から学び、再びチャレンジするくらいの勇気も必要だ。
もちろん周囲や企業も、その失敗を許し、チャレンジする機会を積極的に与えなくては、雇用者(非・正規関係なく『企業や行政に雇用されている人』という意味)の「志事」を与えるコトにはならない。

果たして今の社会は、「志事」を持てるだけの社会だろうか?