日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

幼児教育よりも外遊び

2008-07-28 18:52:01 | アラカルト
以前から、時折エントリさせていただく「ファミレスやファーストフード店での子供たち」だが、今日改めて感じたことがある。
それが、幼児教育に熱心な余り外遊びを蔑ろにしているのではないか?というコトだ。

近所にあるマックには、サンルームというかテラスのようなスペースがある。
その場所は、「マックのバースデーパーティー」などが頻繁に行われている場所でもある。
一般席とは少し離れているということと、パーテーションで仕切られているためである。
といっても、いつも「パーティー」があるわけではない。
その時には、サラリーマンが資料とPCを広げ、仕事をしているコトもある。
私も、雨が降ったり止んだりの今日は、少しでも明るく静かな場所ということで、この場所で少し仕事の資料などを広げ、仕事を片付けていた。
時間としては3時過ぎ。
隣のテーブルでは、サラリーマンの方が仕事の資料を広げていた。
ところが・・・4時近くになってから20名ほどの幼稚園年少組~小学校低学年の親子グループが、ドヤドヤとやってきたのだ。
私専用の場所ではないのだから別に構わないのだが、お母さんたちからすると「私たちの場所なのに、何でいるの?」的な不満があったようだ。
当然、子供たちとすれば普段好き勝手に騒ぎ、走りまわれる場所に他のオトナがいるのだから、チョッと勝手が違う!と感じていたようだ。
しかし、そんな遠慮(?)はすぐに忘れ、子供たちは元気に騒ぎ、走り回り始めた。
私より先にきていたサラリーマンの方は、そそくさと出て行ってしまったのだが、私はそのまま居座った。
先にいたのは私だし、別に予約席でもなかったからだ。

騒ぎ、走り回る子供たちの姿を見ていて感じたのは「外遊びをしていないのでは?」ということだ。
なぜなら、狭い場所で「だるまさんがころんだ」などを、始めたからである。
「だるまさんがころんだ」をするには、余りにも狭い。狭すぎる。
雨の日の室内遊びとして、する遊びではない。
他にも子供たちの遊ぶ姿を見てみると、私が子供だった頃学校の校庭で遊んでいたような遊びを、その狭い場所で好き勝手にやっているのだ。

今の子供たちを取り巻く環境は、私の頃とはまったく違う。
だから同じように考えることは出来ないのだが、それとは別に「外遊び」の機会がなさ過ぎるのではないだろうか?
「外遊び」をする中で、転んで手足を擦り剥けばその痛さが分かる。
社会的ルールを知る以前に、体で覚える様々な「痛さ」があるのではないだろうか?
そんな「痛さ」を知る前に、「個性を伸ばす幼児教育」と称したお稽古事を押し付けているような気がするのである。

夏休みの今だからこそ、お稽古事よりも、思いっきり外遊びをさせるコトの方が大切だと思うのだ。

それにしても・・・夕方5時半を過ぎてもマックに集うお母さんたちって・・・夕飯の支度は大丈夫なのだろうか?
そして4時過ぎに子供にハンバーガーを食べさせたら、夕飯が食べられないのではないだろうか?
生活習慣という点でも、もう少し考える必要があるような気がする・・・。



王様のミサイル-しなやかな反戦歌-

2008-07-28 07:13:25 | 徒然
朝、仕事の支度をする時などFMを聞く。
最近「カミナリグモ」という、信州を活動の中心としている男性デュオの「王様のミサイル」という楽曲を聞くことがあった。
ゆったりとした曲想に対して、その詞の内容は衝撃的。
今この時期だからこそ、この詞に込められた意味をオトナがシッカリと受け止めなくてはいけないのでは?と思ったのだ。
丁度YouTubeに、プロモーション動画があり、映像に合わせて詞が付けられる。

カミナリグモ 王様のミサイル


冒頭に登場する原爆のきのこ雲やヒットラーなどの姿よりも、整列する兵士達が墓標となっていくその姿、戦車が通った後に映し出される亡くなった人たちの映像の方が衝撃的だと感じるのだ。
拳を振り上げるだけが、反戦ではない。
このような楽曲の中にある願いもまた、反戦の意思表示のような気がする。
もうひとつ彼らが素敵だと感じるのは、地方に居て地に足がついた感覚を持っているからだ。

追記:
YouTubeでのプロモーション動画とさせていただいた動画は、ファンの方が個人的に作られ、公開されてたモノのようです。
プロが作るプロモーションビデオと思える(もしかしたら、それ以上)の内容に動画作者の思い入れが伝わります。
むしろ、プロではないからこそこの動画が出来たのかもしれません。
もうひとつ付け加えるなら、この「王様のミサイル」そのものは、数年前に作られ幾度か自主制作というカタチで、CD化されているようです。
ライブ活動の中でこの楽曲を聞き、ファンの方が今から1年以上前に制作されたのが今回ご紹介させていただいた動画になります。
マス・メディアには乗らない素晴らしい作品を、広く一般に知らせることができるというのも、ネットというツールの力なのでしょう。