日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

今年は、どんな1年だったのだろう?

2008-12-29 23:27:11 | アラカルト
先日、京都・清水寺で発表された「今年の漢字1字」は「変」だった。
「変」と言っても、イロイロな意味がある。
「変わる」という意味もあれば、「変な」という意味もある。

日本の政治と言う視点で言えば、「変な1年」だったかも知れない。
2年連続で、任期1年未満で次々と総理大臣が辞めてしまう、と言う国は世界的に見ても「変な」国だろう。
それでも、経済の混乱もほとんどなかったと言うのも、ある意味「変な国」なのかも知れない。

ただ経済や実業界から見れば、「ジェットコースターに乗っていた」ような1年だったのではないだろうか?
今年の前半までは、「トヨタ自動車、販売台数世界1位?」などと言う、話題が新聞紙面をにぎわしていたのだ。
それが年の暮れには、一気に単年赤字決算の見込みとなってしまった。
それだけではなく、7~8月にかけての原油の高騰は一体なんだったの?と思うほどだ。
そのあおりを受けたのは、ガソリンスタンドだった。
4月の暫定税率が無くなったり、それが復活。
その騒動が落ち着く間もなく、原油の高騰でガソリンの値上げラッシュ。
当然、消費者の「クルマ離れ」が加速し、クルマ通勤から自転車通勤に切り替えるサラリーマンが続出した。
ところが、3、4ヶ月たたない間に原油の暴落が始まり、今ではレギラーガソリンが、8月の約半値にまで落ち込んでしまった。
これで「クルマ離れ」に歯止めがかかるかと思いきや!リーマンショックで表面化したアメリカ経済のダメージは、日本の主要産業を直撃し、「非正規雇用者切りの嵐」になり、クルマを購入するような社会的雰囲気はなくなってしまった。

そんな社会状況だから、当然クルマ以外の様々なモノまで買い控えてしまう。
今日の讀賣新聞のWEBサイトには、「薬も買い控え」と言う内容の記事が、掲載されている。
年末で売上が伸びるはずの胃腸薬などが、余り売れていないようだ。
と言うコトは、忘年会シーズンで賑わうはずの飲食店も、厳しい状況に陥っているのではないだろうか?

飲食店といえば、「食の安全」が叫ばれた1年でもあった。
様々なところで、「偽装」された食品が見つかり、「これでもか!」というほど老舗料亭、ミシュラン掲載レストランまでを巻き込んだ「偽装」だった。
これでは「高いお金を出して、食事に出かけたい」という、気持ちも薄れるのは仕方ないのかも知れない。
輸入モノ食材への不信も、高まった。
それまで知らなかった「ミニマムアクセス米」なるモノの存在も、初めて知った年だった。
その意味で今年は、隠れていた様々なモノ・コトが「露」になった1年だったように思う。

とすれば、様々なモノ・コトを「見直し・価値観が変わる」きっかけとなった年となるのかも知れない。
今年も残すところ後わずか。
来年はどんな年になるのだろうか?



どうか、お気をつけて・・・

2008-12-29 07:49:46 | Weblog
昨夜から明け方にかけ、我が家の近所では一体何があったの?と言うくらい、サイレンの音が響いていた。
住宅地の深夜から明け方と言うのは、とても静かと言うコトもあるのだが、相当遠くのサイレンの音まで、響き渡ってたようだ。
時には消防、他の時は救急車と、何とも・・・。

東名・名神の高速道路だけではなく、名阪などのJCが近く、救急病院が比較的多いためなのかも知れないのだが、それにしても気持ちが楽しくなる音ではない。

今日から明日は、お正月休みの帰省ラッシュのピークらしい。

イロイロなコトに、どうかお気をつけて!楽しい、新年を。