クリスマスソングを(あまり)聞かない気がする

新聞各社のWEBサイトをチェックしていても、明るい話題が無い(ような気がする)。
やはり、金融不安に端を発した不況風は物凄い勢いで、雇用だけではなく消費も凍えさせているようだ。

テレビやラジオなどを聞いていて、気が付いたことがある。
それはクリスマスまで１０日を切ったと言うのに、あまりクリスマスソングを聞かないような気がするのだ。
もちろん定番の山下達郎さんの「クリスマス・イブ」などは、テレビCMとのタイアップもありそれなりに聞くことが出来るのだが、洋楽となるとほとんど聞かないような気がする。

洋楽のクリスマスソングの多くは、曲調も明るく楽しい雰囲気のモノが多い。
最近人気だった(？)マライア・キャリーやワムなどの楽曲は、クリスマスが楽しいモノだと感じさせる。
しかし、今年はそんな明るく楽しい雰囲気の楽曲がラジオからあまり聴かれないような気がするのだ。

テレビＣＭにしても、クリスマスを意識した内容のものは昨年に比べると、減ったような気がする。
「ケンタッキー」や「ミスド」、製パン系のクリスマスケーキの予約受け付けなどのＣＭは、見ることがあるのだが、百貨店などを含む小売り関係のＣＭ(この場合ローカルに限られるのだが)を、あまり見かけないような気がするのだ。
我が家のテレビが不調で、以前よりも視聴時間が短くなったとはいえ、あまりにも見ないコトが逆に気になるのだ。
世間的には、「クリスマスを楽しむ雰囲気ではない」というコトなのでは？と、感じているのだ。

実際街中を歩いてみても、「楽しげに買い物をしている人」の姿が、減っているような気がする。
１年のうちで、一番華やかで楽しい雰囲気が街中に溢れている時期なのに、今年に限って言えばそんな雰囲気が伝わってこないのだ。
むしろ、楽しげなクリスマスソングが、虚しく聞こえてしまいそうな雰囲気なのだ。
それほどまでに、金融不安は人の気持ちを凍らせてしまったのだろうか？