昨夜、フッとテレビのチャンネルを合わせた番組に見入ってしまった。
それがNHKの「美の壷」の銭湯だった。
内風呂の普及によりすっかり廃れてしまった「銭湯」だが、番組を見ていて感じたことが「銭湯は、身近にあるワンダーランド兼湯治場」だったということだ。
東京など関東方面に多いと言われる「宮作り」の銭湯は、威風堂々たる佇まい。
それだけではなく、平屋が多かったふた昔の日本では「街のランドマークタワー」となるのが、銭湯の煙突。
そして銭湯の象徴となるのが「富士山」だろう。
その「富士山」が、たった4色のペンキで描かれていると言う事実に、ペンキ職人の技術の高さに驚き、同時に「鏝絵」を描くことで技を競った左官職人の粋にも通じる「日本の感性」に素晴らしさを感じた。
一方関西にある銭湯は、何故か「自由の女神」が左右対称に飾られている。
もちろん「入浴」と「ニューヨーク」をかけたジョークだ。
それだけではなく、その銭湯の脱衣場の豪華さには目を見張るものがあった。
何でも、この銭湯は以前2階で飲食などが出来るようになっていたようで、まるで今の「スーパー銭湯」のはしりのような存在だ。
ご存知の通り「スーパー銭湯」の魅力と言うのは、「お風呂の入る」と言うのではなく+αの楽しみの方が大きい。
マッサージや飲食、1箇所でイロイロなコトが出来きる「アミューズメントパーク」のような要素が人気となっているのだ。
そんな要素をもった「銭湯」が、昭和の頃には既に存在していたのだ。
何よりも、湯上りのひと時を庭を眺め「涼む(と言うより、湯あたりを冷ますのが目的か)?」という、時間の提供と言うのは今のビジネスにも十分通じるモノがある。
昨年、奈良に遊びに行った時感じたことがある。
それが東大寺などは、寺院と言うのではなく創建当時は「一種のワンダーランド」的要素があったのではないだろうか?と言うコトだ。
もちろん、東大寺側としては仏教の布教があったのだと思う。
しかし、訪れる多くの人たちは巨大な大仏などを見ながら、その大きさに驚き、異国への思いを馳せたのではないか?と感じたのだ。
でなくては、お盆とお正月の年2回だけとは言え「大仏殿」の唐桟の扉が開き、大仏の顔が拝めると言う造りにはしないのでは?と、考えるのだ。
東大寺の大仏殿から顔を覗かせる大仏(写真は、東大寺HPより)
不景気な話ばかりの年末。
身近な「ワンダーランド」で、過ごすのも不景気な今を楽しく過ごす方法なのでは?と、思うのだ。
それがNHKの「美の壷」の銭湯だった。
内風呂の普及によりすっかり廃れてしまった「銭湯」だが、番組を見ていて感じたことが「銭湯は、身近にあるワンダーランド兼湯治場」だったということだ。
東京など関東方面に多いと言われる「宮作り」の銭湯は、威風堂々たる佇まい。
それだけではなく、平屋が多かったふた昔の日本では「街のランドマークタワー」となるのが、銭湯の煙突。
そして銭湯の象徴となるのが「富士山」だろう。
その「富士山」が、たった4色のペンキで描かれていると言う事実に、ペンキ職人の技術の高さに驚き、同時に「鏝絵」を描くことで技を競った左官職人の粋にも通じる「日本の感性」に素晴らしさを感じた。
一方関西にある銭湯は、何故か「自由の女神」が左右対称に飾られている。
もちろん「入浴」と「ニューヨーク」をかけたジョークだ。
それだけではなく、その銭湯の脱衣場の豪華さには目を見張るものがあった。
何でも、この銭湯は以前2階で飲食などが出来るようになっていたようで、まるで今の「スーパー銭湯」のはしりのような存在だ。
ご存知の通り「スーパー銭湯」の魅力と言うのは、「お風呂の入る」と言うのではなく+αの楽しみの方が大きい。
マッサージや飲食、1箇所でイロイロなコトが出来きる「アミューズメントパーク」のような要素が人気となっているのだ。
そんな要素をもった「銭湯」が、昭和の頃には既に存在していたのだ。
何よりも、湯上りのひと時を庭を眺め「涼む(と言うより、湯あたりを冷ますのが目的か)?」という、時間の提供と言うのは今のビジネスにも十分通じるモノがある。
昨年、奈良に遊びに行った時感じたことがある。
それが東大寺などは、寺院と言うのではなく創建当時は「一種のワンダーランド」的要素があったのではないだろうか?と言うコトだ。
もちろん、東大寺側としては仏教の布教があったのだと思う。
しかし、訪れる多くの人たちは巨大な大仏などを見ながら、その大きさに驚き、異国への思いを馳せたのではないか?と感じたのだ。
でなくては、お盆とお正月の年2回だけとは言え「大仏殿」の唐桟の扉が開き、大仏の顔が拝めると言う造りにはしないのでは?と、考えるのだ。
東大寺の大仏殿から顔を覗かせる大仏(写真は、東大寺HPより)
不景気な話ばかりの年末。
身近な「ワンダーランド」で、過ごすのも不景気な今を楽しく過ごす方法なのでは?と、思うのだ。