日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

甘いものは、いかが?-地方が発信するメンズ・スィーツ-

2008-12-19 21:14:35 | トレンド
会社員時代、一緒に仕事をさせて頂いていた男性で「学生時代は剣道部!お楽しみは試合後のチョコパフェ」と言う方がいた。
何でもその方のお話だと、大学の剣道部部員皆さんは、試合後喫茶店(ここが名古屋らしいトコロか?)でパフェやケーキを食べるのが、お楽しみだったそうだ。
ただ問題なのは、厳ついた男性たちが「俺、チョコパフェね。あ!俺、ショートケーキとホット」と言って、注文する時のアルバイトのウェートレスさんの「エ゛チョコパフェ?」と言うような、疑心暗鬼というか怪訝な顔をされるコトだと聞いた。

世間一般的に言われる、「甘いもの=女性が好きなもの」と言うわけではないようだ。
お酒がダメな方は、比較的甘いもの好きと言うイメージもあるが、お酒も甘いものもイケル口、と言う男性も案外多い。
ただ「ケーキが食べたい。餡こが食べたい」と、言えないのは「世間の目」があるからかも知れない。
だからだろう朝日新聞のWEBサイトには、「男はネットで甘党」 津市の兄弟、スイーツ通販と言う記事が掲載されている。

メルマガ会員が3千人いるというのにも驚くのだが、それだけ「人知れず、甘いもに誘惑されている」男性諸氏が多いと言うことかも知れない。
もうひとつ、注目したいのはこの企画・運営しているのが、三重県・津市の男兄弟の方ということだ。
もしかしたら、東京などでは男性が堂々とスィーツを買うことが出来るので、このような発想が無かったのかも知れない。
地方でこのような情報発信が積極的に行われることで、東京発信にありがちな「画一的商品」ではなく、オリジナリティーの高い「自分(たちの)スィーツ」が、出来やすくなっているように思う。
それだけではなく、地方の隠れた名店発掘に繋がり「私御用達、スィーツのお店」となり、新たなブランドが作られていく可能性もある。

そして、男性の好みがハッキリと現れているのが、「高級感や希少価値を求める」と言う点だろう。
これは、スィーツに限らず様々な商品に求めている、共通項的志向だと言えそうだ。
もうひとつ加えるなら「特別感」があるかも知れない。
「希少性の高いモノで、特別に誂えた(=オリジナリティー)」と言うコトだ。
販売不振が続く、小売りではポイントとなる点かも知れない。

写真で紹介されている「クリスマスケーキ」は、一般的な「クリスマスケーキ」よりもデコレーションが、シンプルでシックな感じだ。
一般的に使われるはずの赤いリボンではなく、青系を使っているのが特徴的だともいえる。
もしかしたら、使われているベリー(こけももか?)の色に合わせたのかも知れない。

個人的には、女である私も食べたい!!と思ってしまうのですが・・・。





気分だけでも「クリスマス」

2008-12-19 12:51:07 | アラカルト
本当に、この冬は「クリスマス気分」と言うものが、あまり感じられない。
テレビCMなどの少なさもあるのだが、街行く人たちがあまり買い物していないように感じるからだろうか?
百貨店の玄関ホールに飾られているクリスマス・ツリーも、どこか寂しげに感じてしまうのは、私だけだろうか?

と言うコトで、気分だけでも全国の「クリスマス・イルミネーション」が見られるサイトを見つけた。
「動画で楽しむクリスマス・イルミネーション」だ。
見たい地域・エリアをクリックすると、youtubeなどの動画が見られるようになっている。
仕事でなかなかクリスマス・イルミネーションが見られない方などには、気軽に楽しめるサイトかも知れない。

このサイトを見て初めて知ったのだが、「神戸ルミナリエ」の運営が危機的状況に陥っていたようだ。
今月の15日までの開催期間だったと言うことも、知らなかった。
と言うよりも、もっと長かった(年明け15日くらいまで)ように思っていたのだ。

街中のイルミネーションがこれほど、大々的になったのは「神戸ルミナリエ」だったように思う。
札幌などでは既にあったのかも知れないが、あれほどきらびやかで荘厳な「クリスマスらしい」大規模なイルミネーションと言うのは、「神戸ルミナリエ」が最初だったのでは?
昨年までは、名古屋からも「神戸ルミナリエを見るバスツアー」があったように、記憶している。
その「神戸ルミナリエ」が、危機的状況に陥っていたと言うのは・・・やはり、現在の金融危機の影響だろうか?

残念ながら「神戸ルミナリエ」のイルミネーションを現地で見ることは、出来なくなってしまったが、このサイトでは見ることが出来る。
ほんの少し、クリスマス気分を味わっていただきたい。

では、少し早いメリー・クリスマス