今、現地に行くよりも

昨日起こった「東北地方太平洋沖地震」。
時間を追うごとに、その被害の甚大さが伝わってきている。
おそらく、これからますます被害の状況が分るにつれ、拡大するだろう。

放送局各社では、通常のテレビ番組を中止して地震関連番組のみの放送となっている。
それだけ「的確な情報」が必要であり重要、ということだ。
このニュースを見て、ボランティアへの参加を考えていらっしゃる方も多いと思う。
でも、今はその時期では無いと思っている。

父が、元航空自衛隊・救難隊所属だったこともあり、このような状況（といっても、ここまで甚大な災害の経験は無い）の場合、とにかく自衛隊や消防、警察など「救難・救命のプロ」に任せることがベストだ、という話を聞いたことがある。
なぜなら、まだまだ余震が続き津波の危険性もあるからだ。
それだけではなく、交通網が寸断されている今は、自衛隊や消防、警察の人たちの行く手を阻むことにもなってしまう。
「救難・救命の素人」が、むやみに「手伝う」コトは決して「災害協力」とはならないのだ。
志高くボランティアを希望されるのであれば、もう少し時間を置いて、交通網が整いはじめてから、現地へ駆けつけても充分活動ができるのだ。

そして、「救援物資を贈りたい」という気持ちがあっても、現在は宅配業者（ヤマト運輸・日本郵政他）は、取り扱いを中止している。
直接送ることを考えるよりも、最寄の日本赤十字社などへ相談などするコトが、ベストだと思う。
もちろん、募金にしても同様だ。
ご親族が被災されている場合は、銀行や郵便貯金会社などに相談されることが重要だと思う。

被災されたみなさまは、まだまだ茫然自失状態で今後のコトなど考えられない状況だと思う。
その被災者のみなさんを、支える大きな力となるのは被災していない私たちのサポートだと・・・。
でも闇雲に動くのではなく、状況に応じたサポートが大切なのだと感じている。

支援金募金の受付情報
●緊急募金
・新聞各社の支援金等については、各社のサイトで確認をしてください。
他の募金受付
・Ｔポイント募金ガイド
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http://volunteer.yahoo.co.jp/donation/detail/1630001/index.html
・日本赤十字社
http://www.jrc.or.jp/