日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

ペットボトルの水じゃなきゃダメなの?

2011-03-16 20:31:23 | 徒然
「東日本大震災」が起きて以来、首都圏を中心にペットボトル入りの水やカップラーメン、レトルト食品などが売り切れになっているという。
我が家の近くのスーパーに買い物に行ったら、レトルト食品とペットボトル飲料のコーナーが空っぽだった。
「名古屋でも買い占めか?」と思ったら、棚に「被災地への物資優先にさせていただいております。」と張り紙。 
この張り紙を見れば、誰も「そうだよね、優先されるべきは被災地だね。」という気になる。

「非常用」として、ペットボトルの水やレトルト食品を買い求めることは分る。
でも、当面は空のペットボトルに沸かし冷ましの水をいれておいても、いいのでは?
レトルト食品にしても、家族分×3日程度で充分といわれているのだから、それ以上の買いだめをしても、意味がないような気がする。
何より「賞味期限・消費期限」がある食品を買いだめておいて、食べきれるのだろうか?
レトルト食品などは、賞味期限が長いので大丈夫だと思うが、逆に「非常持ち出し袋」に入れっぱなしになって、忘れ去れてしまう可能性もある。

不足気味のガソリンにしても、同じだろう。
「非常用」の水やレトルト食品をあちらこちらで買い求めるために、クルマを走らせるというのであれば、「そのお買い物、クルマじゃなきゃダメですか?」と、自問自答する必要があると思う。
「イザ!」という時のためにガソリンを満タンにしておかなくては・・・という思いから、ガソリンを探し求めクルマを走らせる・・・というのは、本末転倒なのでは?
事実、今回の震災ではクルマで逃げようとした人たちの多くが、津波に巻き込まれた。
震災時の心得として、クルマでは逃げないようにということも言われているはずだ。
電車が間引き運転だから、クルマで出勤する、という方もいらっしゃるのかも知れないが、こういう時だからこそ、積極的な年休消化をしても良いのでは?

確かに、いつ震災が来るのか分らない・・・という不安はある。
実際、昨夜寝床にはいろうかな?と思った時に、地震があった(震源地は静岡県東部)。
こんな時は「大丈夫だろうか?」と不安にもなる。
だからといって、必要以上のモノを溜め込むことはイザという時には、「お荷物」になってしまうのでは?

被災地以外に住んでいる私たちは、「生活サイズを少し小さくする」ことが今大切だと思うのだ。