日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

生活にどんな影響を及ぼす?

2011-03-03 20:05:10 | ビジネス
Yahooのトピックスに、「ブルーレイの不振」を伝えるニュースがピックアップされていた。
この「ブールーレイディスク」については、規格が揃うまでに相当時間がかかり、結局ソニー側ブルーレイ陣が、市場を制覇(?)するカタチになったと、記憶している。
ソニーとしては、かつてビデオ「VHSvsベータ」で負けたというか、市場撤退を余儀なくされた経験がある。
「いくら良い製品であっても、市場で支持されなければ製品としてし意味がない」という、苦い経験をもっている。
だからこそ、東芝との「ブルーレイvsHD DVD」では、何としてでも「光デスクメディア」の中心となりたかったはずだ。
そして、事実「光ディスクメディア」の中心となった。

しかし、「ブルーレイ」のソフトそのものが多くなったのか?といわれれば「・・・???」な所がある。
というのも今でもレンタル店で置かれているモノは、一般的なDVDで「ブルーレイでなくては見られない」というモノが無い(と思う)からだ。
それどころか、レンタル店ではネットレンタルなどのサービスを展開し始め、ディスクそのものを必要としなくなってきた。
今後「3D映画」のDVD化が進んだ時、「光ディスクメディア」としての「ブルーレイ」がどうなってくるのか?
テレビを始め3D化を進めている、ソニーがどう動き出すのか?
むしろ、そちらに興味がある。

そして、もう一つ今日話題となったモノがある。
ご存知の「i-Pad2」だ。
新商品発表会ではジョブズ氏が登場し、いつもながらの新商品発表となった。
その「i-Pad2」だが・・・私としてはイマイチ商品としての位置付けが分らない。
というのも発表会で話題となった点の一つが「カメラ機能搭載+テレビ電話」だったからだ。従来よりも、薄くなったとかボディーカラーに白が加わったという点は、技術の進歩と顧客ニーズの対応と考えれば、自然なコトだと思う。
分らないのは「カメラ機能搭載+テレビ電話」なのだ。
もちろん、「カメラ機能搭載」というのはノートPCにはじめて搭載した「エアーマック」がある。
その意味で「i-Pad2」に、カメラ機能が搭載されたのは、自然の流れなのかも知れない。

ただ、今の携帯電話(日本に限ってか?)では、カメラ付きというのは当然の機能だ。
だからこそ「携帯電話でテレビ電話」というのも、比較的一般的なのでは?
実際、その機能を使っているか否かは別にして。
スマートフォンの機能と重なる部分が多いと、感じてしまうのだ。
その様に考えると、ジョブズ氏が自信を持って紹介した「i-Pad2」の新機能に目新しさを感じないのだ。

おそらく、もっと「楽しいi-Pad2の使い方」があるのだと思う。
それが、今日の発表会のニュースではつかめなかったのだ。
私だけなのかも知れないが・・・。