日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

あの・・・お仕事しましょうよ、議員の皆さん

2011-03-06 23:45:46 | 徒然
先週末、名古屋では「出直し市議会選挙」がスタートした。
おかげで、週末は「選挙カー」や「選挙自転車」が賑やかに走りまわっていた。
賑やかというよりは、うるさいという感じではあるのだが、選挙カーや選挙自転車での街宣内容も今回は、チョッと異変が起きている。

それが、「立候補者の名前連呼型」から「政策ポイント訴える型」への変化だ。
と言っても、選挙カーでの街宣活動で「政策ポイントを訴える」というコト自体、なかなか難しい。
そこで「名前を連呼しつつ、政策ポイントを言う」という方法をとっている。
わかり易く言えば「子供たちのために、赤字財政を作らない○○です」ということだ。
このような選挙活動も、来週の今頃には結果が出ている。

一方、国の政治は一体どうなっているのだろう?と、感じる。
与党も野党も「国民の生活が大事」と言っている割には、様々なコトを「政争の具」としているのでは?と、感じることばかりだ。
与党もマニフェストとして掲げた「こども手当て」について、はっきりモノを言わないし、野党側も揚げ足を取るばかりで、本当に議論をしているのか分らない。
少なくとも、テレビのニュースを見る限りではそんな印象を受けない。

そんなコトばかりしているから、「既成政党に対して期待できない」と思ってしまうのだ。
個人的には河村さんが、良い政治家だと思ってはいない。
河村さんが、前の選挙のとき「中止を検討したい」と言っていた事業の多くは、中止とならず事業化が決まった。
「マニフェストの実行のため」が河村さんの口癖だが、総てのマニフェストが実行できているという訳では無いのだ。
それでも河村さんに多くの人が期待するのは、馴れ合った感があった議会のウィークポイントを突いているからだろう。
それが「庶民の味方」と言う、印象作りに成功のでは?

おそらく、明日からの国会では外務大臣を辞任した前原さんの「政治献金」について、野党突っ込んでくるだろう。
そんなコトをやっている間に、世界の情勢はドンドン変わってしまうのだ。
少なくとも、内戦状態となっているリビアや長期政権に対する不満が表面化しつつある北アフリカ~中東にかけての国々が政情不安になるコトで起きる、経済的なダメージを少しでも回避するための政治が問われているとは、今の議員さんたちは考えているとは思えないのだ。

「国会」というコップの中で、自分たちの勢力争いをしている間に、政治で解決できる経済問題がドンドン遅れてしまうという意識を持って、お仕事をしましょうよ・・・議員のみなさん。