日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

日本のエネルギー政策が変わるか?

2011-03-13 21:09:41 | 徒然
先ほど、東京電力から「輪番停電」の発表があった。
初めて聞く言葉だが、どうやら地域ごとに順番で計画的に停電を実施する、と言うコトのようだ。
今回の場合東京電力圏のみ、と言うコトのようだ。
と言っても、この東京電力の発表の前に政府からの発表として、海江田大臣が実施の話をされていた。
その後蓮舫大臣が「国民のみなさまに、節電のお願い」をしている。

この記者会見をテレビで見ていたのだが、テレビのコメンテーターさんは「もっと具体的に、説明をしないと分らない」という内容のコトを話していた。
「輪番停電」については、あくまでも東京電力が実施するコトなので、政府からは具体的な内容のコトは言えないのでは?
そして「節電」にしても、蓮舫大臣はある程度具体的な節電方法を話していた。
何より、「節電方法」を政府が具体的に挙げるというのは、おかしな話なのでは?
個人一人ひとりが、自分の生活スタイルの中でできる節電を考えなくては、意味がないような気がするのだが、違うというのだろうか?

と同時に「電力のない生活が考えられない今」というコトを盛んに話していらっしゃったけど、オール電化のご家庭で朝食や夕飯時間さえ避けてあれば、ある程度の対応はできるのでは?
冷蔵庫の食品は発泡スチロールの保冷箱に入れるとか、冷凍食品の場合は保冷剤を入れれば、3時間程度は充分大丈夫だ。
冷蔵庫そのものが、大きな保冷箱のようなモノではあるのだが・・・。
毎日保冷箱に入れることは面倒臭いことだが、これをきっかけに「必要以上にモノは買わない」という生活習慣ができるかも知れない。
何より「早寝早起き」という生活が当たり前になったり、「光害」で見え難かった星空が見えるようになるかも知れない。
ネガティブなことばかりを言わず、違う視点でコメントをして欲しいモノだ。

携帯電話の充電にしても、今は「ソーラー充電器」という商品だってある。
サンヨーのエネループのシリーズでは、携帯電話専用では無い、ソーラー充電器を発売している。
「エネループ商品ラインナップ」
とにかく電力が届かない場所であれば、このようなソーラー充電器を送るというのも援助では無いだろうか?
もちろん、一般電力では無いので携帯電話だとかちょっとした照明程度にしかならないとは思うが、真っ暗闇の中で過ごすことを考えれば、まだましなのでは?

そして、今回の「輪番停電」の原因となった地震・津波による原発事故(?)は、今後の日本のエネルギー政策に影響を与えるかも知れない・・・と思っている。
「原子力発電が×」というのではなく、災害時に影響され難いエネルギー供給のシステム作りだ。
例えば、公共性の高い建物=避難所となる建物に関しては「太陽光発電」設置を義務付けるとか、自家発電装置+蓄電システムの義務付けといったことだ。

まぁ、とりあえずはテレビのスイッチだけではなく主電源も消すことから(既に多くの人はやっていると思うけど)始めましょうか。

Pray for JAPAN!

2011-03-13 13:42:44 | 徒然
今日、名古屋では「出直し市議選」の投票日。
暖かな春の陽射しの中、投票へ行ってきた。
考えてみれば、被災された方々もあのような震災がなければ、穏やかな休日を家族と一緒に過ごされていただろう。
その生活を一変させた震災に、今はただ震え、呆然とし安否の確認の取れない家族・知人のことを心配されているのだろう・・・と想像をしている。

ここにきて、被災地の方々への応援メッセージがラジオなどで流れるようになってきた。
ツィッターでは、「Pray for JAPAN!」というメッセージが、世界中から届いている。
海外のメディアでは、被災地の方々がとても冷静にそして整然と、手を携えその災害と立ち向かう姿を賞賛している。

そんな中、私たちはどうしても被災地の方々に「がんばって!」という声をかけてしまいがちだが、「がんばる」のは被災していない私たちであって、被災地の方々には「私たちは、みなさんの心をギュッと抱きしめています。つらい事、哀しいことに我慢せず、泣いてください。私たちに遠慮なく不安を言ってください。」と声をかけることのほうが大切なのでは?

だからこそ、ツィッターなどで「不安な気持ち・辛い気持ち」を吐き出してください。
専門知識がある訳では無いけど、その気持ちを受け止めるコトはできるはず。
もちろん、被災されて方々総てがネットを使えるわけでは無いが、ツィッターなどで書き込まれた多くの人たちの声を見れば、きっと側にいると感じられると思うのだ。
ツィートされている専門医の方もいらっしゃるかもしれない。
遠く離れていても、心の支えとなるコトができるかも知れない。
だからこそ、心の叫びを吐き出して欲しいのだ。

投票所の入り口で、大学生たちが「東北地方太平洋沖地震の募金」のお願いをしていた。
心ばかりのお金と気持ちを添え、募金をして帰ってきた。