日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

そろそろ経済も・・・

2011-03-28 20:23:08 | ビジネス
今日、トヨタ自動車の豊田工場と九州の工場で、プリウスの製造を再開した。
と言っても、他の自動車会社はまだまだ製造を中止したままだ。
今回の震災で、自動車産業だけではなく様々な産業が停止してしまった。
意外なトコロでは、i-PhoneなどのIT関連などにも影響を及ぼしている、ということだった。
「日本のものづくり」は、まだまだ世界の中心だったのだ、というコトを改めて感じたのは、私だけだろうか?

だからと言って、被災地の復興を待っていては日本の産業だけではなく、経済にも影響が大きい。
名古屋などの中部圏から西日本は、今回の被災地の復興のためにも、フル稼働しなくてはならない。
その意味で、トヨタがプリウスの製造を再開した、というのは少し前進し始めたというコトだろう。
それだけではなく、震災から得た教訓などを含め「将来のものづくり」を考えるチャンスとなるかもしれないし、将来のエネルギーの在り方というコトを提案できるかも知れない。
何より「省エネ(製品)ものづくり」は、日本の得意分野だ。
このときだからこそ、自社の強みを見直し「地域全体でのものづくり」をしながら、世界に向けての「Buy日本」を売り込むくらいの気持ちが大切なのかもしれない。

ところで、今回の震災で日本全国お祭りなどのイベントが中止になっている。
自粛ムードは分らないわけではなし、気分的に楽しめないというのも分る。
私自身、そんな心情の部分もある。
でも、チョッと視点を変えてみてはどうだろう?
例年の繰り広げられるドンチャン騒ぎのお花見ではない、お花見をするのだ。
桜の木の下で、家族や仲間でお弁当を広げ自然の豊かさを愛でながら、春の暖かさに感謝し、季節の移ろいを五感をフル稼働させて、ゆっくり楽しむという「お花見」だ。

他にも、経済的ゆとりにある方などは、このGWは東北新幹線を使って直接的な被害にあっていない地域の温泉旅行などへ出かけてもらいたい。
今回の震災で大打撃を受けたのは、沿岸部が中心で温泉地などの被害は比較的少ない。
マツコ・デラックスさんもCMで言っていますが、「お金儲けの経済」ではなく「愛のある経済活動」を積極的にしてもらいたい、と思っている(もちろん、CMは商品を買ってもらうためですが、余りにもタイムリーな内容なので紹介させて頂きました)。