日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

被災地に心を馳せながら、経済の建て直しを

2011-03-21 12:25:20 | 徒然
今回の「東日本大震災」は、想像をはるかに越える規模と被害で、経済そのものも一時停止状態になっている。
発生後の経済のニュースといえば、株価と円高だけたったと思う。

もちろん、ファーストリテーリング(ユニクロ)の柳井さんが10億円の寄付を表明した、企業人が被災地の救済と復興のために様々な発言も伝えれた。
企業そのものも被災地に工場を持つ企業を中心に、義援金の提供を相次いで発表している。
とにかく今は、被災地には「モノ・人」を集め、少しでも早い復興への道筋を作らなくてはならないだろう。

そのために必要なことはなんだろう?と、考えると非被災地での経済の立て直しなのでは?
一時的に、生産拠点を移すことになるのであれば、移転先で雇用するという方法もあるだろう。
工場再建工事に携わってもらう、というのも一つのやりかただろう。

復興策として「防潮堤」をはじめとする、「生活基盤」を作るための土木工事を中心に仕事は発生するはずだ。
でも、それらの仕事がズッとあるわけでは無い。
漁業関係者の方々が、再び漁業ができるように。
農家の人たちが、農業ができるように・・・するだけではなく、工場で働いていた人たちが、再び同じ様に仕事ができる、ということが大切だと思うのだ。

被災地が完全に復興するには、以前と同じ様に工場で仕事をし、収入を得るということが大切だ。
1年2年時間が必要かも知れない。
おそらく必要だろう。
その時、本体である日本経済がガタガタでは、被災地の復興などはありえない。
そのことを考えると、被災地に思いを馳せながら経済の建て直しをするための努力も、とても大切なコトだと思う。

党利党略のようなコトしか考えられない政治屋など当てにせずに、自分たちで経済を立て直す!くらいの気概が、非被災地の私たちに突きつけられているように思えるのだ。