■北大路機関広報 駐屯地祭・基地祭・航空祭
■七月八日(土)
■陸上自衛隊関連(0)
■海上自衛隊関連(0)
■航空自衛隊関連(0)
■七月九日(日)
■陸上自衛隊関連(1)
○島松駐屯地:駐屯地創設54周年記念行事(北海道補給処・第一高射特科群一部中隊・北部方面後方支援隊):式典・野外炊事・体験喫食・ジープ体験乗車・自衛隊ウルトラクイズ(景品については不明):JR島松駅乃至恵庭駅下車(0123-36-8611)
■海上自衛隊関連(0)
■航空自衛隊関連(1)
○長沼分屯基地:分屯基地開庁35周年記念行事(第11・第24高射隊):CH-47J飛行展示(体験飛行は既に応募締め切り)・装備品展示(陸空自衛隊)・音楽演奏:駐車場有(01238-8-2604)
■自衛隊関連行事
自衛隊行事に関して、特に長沼分屯基地に関しては開催に関して国際情勢の変化により中止となる公算が高い為、確認が必要である。Web上の更新による情報収集以外に、見学を希望される方は基地広報や駐屯地広報への直接の電話確認をお勧めする。
憲法を一度でも学べば必ず記載され、高校の教科書にも書かれているが長沼分屯基地はその開庁に伴い保安林の指定解除に対する一部住民の反発から憲法裁判となったことは有名で、最高裁判例に矛盾する点もあり違憲立法審査権に限界のある地裁判決ではあるが、1973年には唯一のものといわれる自衛隊違憲判決が札幌地方裁判所より判決として出され、自衛隊と憲法の問題を考える上で意義のある場所であるが、同分屯基地はペトリオットミサイル二個高射隊を以て北海道半分の広域防空を担当している部隊であるだけに、万一ミサイルが飛来した場合はペトリオットミサイルPAC-2を以て責務を果たすであろう。よってその開催は不透明である。これについてBBCでは「自衛隊は警戒を強めている」と報じている。
島松に関しても第一高射特科群一部中隊が駐屯している。
高射特科群は中距離地対空誘導弾(30~60km)を以て地域防空を行う部隊である。また、島松に駐屯する北部方面後方支援隊は高射直接支援大隊を隷下に置き、方面直轄部隊の整備能力支援に充てている為、ホークミサイルや03式中距離地対空誘導弾の稼働率維持には不可欠な責務を有している。米海兵隊の資料によればホークは限定的な弾道弾迎撃能力を有しており、03式中SAMに関しても高度な弾道弾迎撃能力が伝えられる。
今週末の自衛隊記念行事は双方とも陸・空の高射関係部隊の行事であり、開催有無は別としても、日本を取り巻く国際関係の厳しさを再認識する機会といえよう。なお、現時点(本日0830時)で航空自衛隊公式HPや陸上自衛隊北部方面隊HP上では中止に関する提示は無い。
北大路機関
なお、実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。