■ロンドン同時テロから一年
BBCによればイギリスロンドン同時テロから一年を迎え、現地時間正午、日本時間本日２０００時にイギリス全土で二分間の黙祷が行われ、事件現場にはロンドン市長など多くの人々が献花に訪れた。この時期に併せるかのようにアルジャジーラテレビに国際テロ組織アルカイダの新しいビデオが届いた旨の放送があり、同時爆破テロの実行犯であるタンウェア容疑者の自爆直前のインタヴュー映像やFAXにロンドン地図と爆破目標が記されたプリントが送られてくる描写やパキスタンにおけるアルカイダの訓練風景、アルカイダNo2のザワヒリ氏のコメントなどが放送されていたという。
■ガザ地区攻防戦激化
ABCテレビによれば六日、拉致兵士奪還を目的とするイスラエル軍のガザ地区侵攻作戦『夏の雨』においてパレスチナゲリラによる最大規模の反撃が実施され、ロケット弾攻撃などによりイスラエル軍に戦死１名を含む死傷者が出たという。なお、この戦闘ではパレスチナ側にも戦闘員に２０名の犠牲者が出ていると報じた。
■ヒマラヤの中印国境を開通
中国中央テレビによれば、１９６２年の中印国境紛争以来封鎖されていたヒマラヤの中国・インド国境が４４年ぶりに開通したと報じた。
■アフガニスタンで英軍兵士戦死
BBCによれば、アフガニスタンにおいてパトロール中の英軍部隊が武装勢力の待ち伏せを受け、交戦により戦死者一名が出たという。ここ一ヶ月間で六名の戦死者が出ていることから英議会では保守党議員とブレア首相との間で、増援の必要は無いのか、装備品の不足は無いのかという激しい議論が行われた。戦死したのは第三落下傘連隊の兵士で、同部隊は精鋭部隊として知られている。なお、BBCは識者の意見として遅かれ早かれアフガニスタンには増援部隊の派遣が必要になるだろうとの見解を示している。
■北朝鮮弾道ミサイル発射関連続報
KBSは、日本のNHKからの引用として北朝鮮が再度のミサイル発射準備を行っている旨を放送した。他方で、米CNNからの引用として再度の発射の兆候は無いとも報じている。国連安全保障理事会における動向として、デンマークやアルゼンチンなどの非常任理事国九カ国は日本政府の姿勢に支持を表明しているが、常任理事国である中国・ロシアは法的拘束力を有する安保理決議ではなく、やや穏やかな議長声明として北朝鮮に対し呼びかける施策を支持している。対して、北朝鮮は事件後初の公式会見を行い、圧力には断固として対応しアメリカの経済制裁に対する反発である事を隠さずに表明した。またミサイル発射は正当な自衛行為である旨も発表したと報じた。KBS放送は韓国国家情報院が米軍筋からの情報として、ミサイルは発射後４２秒間正常に飛行しその後異常状態で七分後に落下したと報じている。
ABCも北朝鮮の事件後初の公式声明発表を報じた上で、米政府筋の情報として、テポドンミサイルを発射台に載せ発射可能な状態に移行するには数週間を要すると報じた。ABC放送は、オルブライト元国務長官に対するインタヴューを行い、コメントとして米海軍艦艇の朝鮮半島付近海域派遣の必要があるとの旨を述べた。一方で数十万人の犠牲を強いるような対決姿勢は避けるべきとの旨も述べている。
■引用について
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