■イスラエル軍レバノン侵攻
F2ニュースによれば、12日早朝、イスラエルレバノン国境付近を警戒中のイスラエル軍兵士二名が武装勢力に拉致された。イスラエル北方管区軍司令部は兵士拉致に対して即座に反撃を決定、自走榴弾砲による攻撃準備射撃に続きヘリコプターによる航空攻撃を実施、当該地域の孤立化を図った。更にイスラエル軍はレバノン領内に侵攻、併せて6000名の予備役召集を進めている。拉致を行った武装勢力はヒズボラとみられ、パレスチナ自治区ではハマスとの協同行動を歓迎するムードが広がり、路上でお菓子を配るなどの動きがあった。
RTRによれば、1982年のレバノン侵攻の教訓から大規模な侵攻は無いだろうとの楽観的な見解を示した上で、イスラエル北方管区軍司令部のコメントとして、拉致兵士の解放が無ければ更なる武力攻撃を行うとの想定を示した。拉致現場付近は事案発生後即座にイスラエル空軍のF-16により橋梁などを破壊し、周辺区域を孤立化させた。
アルジャジーラテレビによれば、ハーサンナンラーヒズボラ事務総長へのインタヴューを放送し、同氏は解決への見通しとして仲介による交渉と捕虜交換を挙げている。イスラエルのエルメット首相はレバノン侵攻に際して、その責任はヒズボラ側にあるとの見解を示した。拉致現場は、動哨中のハンヴィー高機動車が待ち伏せを受け、三名が戦死、二名が拉致された。レバノンに侵攻したイスラエル軍はマーモーカキデ師率いるヒズボラ勢力の攻撃を受け、メルカヴァ戦車一両が地雷により大破し7名の戦死者が出ている。イスラエル軍は更に予備役の招集を進めていると報じた。
ZDFによれば、13日、イスラエル海軍はレバノンの海上封鎖に乗り出し、事実上の空路・海路の封鎖を行い、市街戦に備えレバノン市民は安全な地域への疎開や買いだめに奔走しているという。映像ではイスラエル海軍のサール型がレバノン港湾施設を艦砲射撃する映像が流れていた。対してヒズボラ側もイスラエル国内に対するロケット攻撃を強化し、イスラエル国内でも危険地域からの疎開などが進められている。
■英労働党への不正疑惑
BBCによれば、労働党のレヴィ上院議員が不正疑惑でロンドン警視庁へ出頭した。これは25万ポンドの献金と代えて上院議員への推薦を行うとの紹介を行った為とされ、ブレア労働党政権と深いかかわりのある同氏の出頭は、労働党政権全体に大きな影響を及ぼす可能性があることを報じた。
■フセイン元大統領ハンスト
BBCによれば、弁護士が既に三名殺害されたイラクのフセイン元大統領が、抗議のためにハンガーストライキへ入った事を報じた。弁護士や容疑者の身柄保護を求めたものである。なお、アメリカ軍などによれば容疑者らは充分な栄養と水分を採っていると発表している。
■テロ標的?
CNNによれば、アメリカ国土安全保障省が作成したテロ攻撃危険度の高い施設リストに、エンパイアステートビルディングや自由の女神などが含まれていないことに物議が生じている。こうした一般にテロ標的と考えられがちなものが含まれていない一方で、リストには原子力発電所や石油貯蔵施設とともにカンガルー記念館やバーボンセンター、豆祭りなどが含まれているという。対テロ予算はこうしたリストの重要度合に応じて配分される為、今後も物議が交わされると思われる。
■祇園祭情報
祇園祭関連の北大路機関ならではの地方ニュースである。
京都市内は本日より、祇園祭の前段階である宵宵宵山に入る。本日1800時時点で祇園祭会場の歩行者天国には67000の観光客が訪れている。
明日は宵宵山、明後日日曜日は山鉾順行前日にあたる宵山である。
山鉾順行は月曜日の祭日に実施される為、今年度は例年より多くの観光客が見込まれる。
宵山までの三日間は、京都市内のメインストリートである烏丸通、四条通に大規模な交通規制が引かれ、河原町通の一部にも交通規制は引かれる。
規制区間は烏丸御池~五条烏丸間と四条堀川~四条河原町間が自動車完全通行止めとなり、碁盤目状の街路もほぼ完全な交通規制が引かれる。メインストリートの交通規制は1830~2300頃までであるが山鉾がある地域は終日交通規制が引かれる。
規制区域では歩行者天国が設けられるが、歩行方向も一部で規制が加えられている。多くの出店で賑わっている。なお、写真はその前日のものである。
本日撮影した宵宵宵山の写真詳報は後日、また、関連企画として雑踏警備にあたる京都府警の厳しい任務を描いた「京都府警五条暑の長い一日」という規格も構想中である。
HARUNA