◆自衛隊関連行事
自衛隊関連行事を紹介する前にリビアについて。リビア情勢なのですがもう邦人は居ないのでしょうかね、いよいよ首都トリポリ50km手前まで反カダフィー大佐勢力が反乱軍とともに民主化を迫って進んでいます。
リビア軍が一部反カダフィー勢力と合流しているのですが、アメリカ政府はカダフィ大統領が化学兵器を使用する事を懸念しています。日本も急がないと空港が危ない、空港が閉鎖されれば輸送艦で空中機動部隊を展開させるくらいしか方法が無くなります、各国も空港が戦闘状態により破壊され滑走路が使用不能となる前に自国民を救出しようと躍起です、が、日本政府は何も言わない。
化学兵器を市街地で使用されればデモ参加者も一般市民も無差別に殺傷する危険がありもちろん外国人も化学兵器は区別しません、各国は救出に全力を尽くしています。ドイツは空軍輸送機とチャーター機を二機、フランス政府はチャーター機二機、アメリカ政府はチャーター機を確保できなかったことから大型高速フェリー一隻を展開させました。アメリカはこのほかリビア空軍が市民を空爆することを防ぐため欧州各国とともにリビア上空に飛行制限空域を制定することを検討。
ロシア政府は非常事態省の大型輸送機三機をロシア人とロシア企業関係者輸送に展開させ、中国政府はエジプトへピストン輸送で自国民の救出を展開中で中国国内とエジプトもチャーター機で輸送、韓国政府はチャーター機を派遣するとともに海賊対処任務に当たる海軍のミサイル駆逐艦を急行させています。
繰り返しますがリビアにはもう邦人は居ないのでしょうか、先日の報道ではまだ数十人はいるとのことでした。居るのならば一日と猶予が無く内戦が現実問題となっているがリビア情勢です、空港が使えるうちにチャーター機、自衛隊機、内戦に発展し化学兵器が使われる前にアデン湾の護衛艦、派遣を検討するべきでしょう。いまなら米軍を含めNATO諸国や中ロが軍用機やチャーター機を派遣している最中、民衆を空爆しているカダフィー支持の空軍部隊は外国の航空機に攻撃は加えていませんが、ひと段落した後はどうなるのか分かりません、急いで行動しなければならないのです。
リビア情勢について、切迫してきましたので順番が前後してしまったのですが、今週末の自衛隊関連行事、駐屯地祭や基地祭、航空祭は行われませんが陸上自衛隊広報センターにおいて特別展示が行われます、朝霞駐屯地に隣接された自衛隊の広報施設で、現在は入場料無料で入ることがまた出来るようになっている広報センターです。
日曜日に化学科部隊の装備と衛生科部隊の装備が展示されるそうで、化学剤検知装置等も展示されるのかは分かりませんが、ポスターによれば化学防護車の体験乗車なども考えられているようです。どの程度見せてくれるのかは分からないのですが、大宮駐屯地祭以外では見られないような装備も見られるやもしれません。
衛生科装備も重ねてみる事が出来るとのことですが、野外手術システムや救急車等の各種装備は、消防が持っている防災訓練などで出されるものとは少々異なる、消防が搬送するべき病院が震災などで機能マヒに陥った場合にも威力を発揮できるような装備を保有しています。一見の価値はあるでしょう。
舞鶴基地や佐世保基地、呉基地の週末一般公開も興味が御有りの方は地方総監部HPをご覧ください。個人的にはいよいよあと数週間で自衛艦旗を返納し除籍される護衛艦ひえい、を呉基地へ労いに足を運ばれてはどうかな、と思います。はるな型最後の一隻です。
◆駐屯地祭・基地祭・航空祭
- 今週末の実施予定無し
◆注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関