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【京都幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌:京都-二条,時の移ろいを愉しむ喫茶店は玉子焼きサンドと

2024-12-29 07:01:44 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 喫茶店に行こう。

 舞鶴と京都を結ぶ山陰本線、正確には綾部駅で乗り換えて舞鶴線経由で舞鶴に着くのだけれども、京都駅を特急まいづる号で出発すると直ぐ二条駅で停車する、特急料金を節約するにはこの二条駅で乗ると東舞鶴まで100km未満になるという二条城近くの駅だ。

 二条城のちかくには神泉苑という、平安遷都の際にここに首都を置く際の水源地となった泉がありまして、その直ぐ近くに山小屋風の、知る人ぞ知るから最近ではKBS放送がBS211で紹介して有名になった喫茶店があります、その喫茶店の名はチロルという。

 アイスコーヒーの透き通るグラス越しに落ち着いた調度品でまとめた店内の、しかし活気を散歩の同輩がたや観光の方々が満たす不思議な空間を眺めてふと一口、ひやしてもなお薫り高い珈琲を含むと、うむ苦い、先に豆を燻した独特の甘くない甘みが広がり。

 カフェーとか横文字表現では無く喫茶店と呼び名がふさわしいこのお店、今回こちらを探訪したのは卵焼きサンドを頂くため。厚焼きの卵焼き、案外遠出した先で注文すると砕いたゆでタマゴにマヨネーズを和えたコンビニ風のサンドウィッチが多いのですね。

 たべりゅ?という瑞鳳さんの卵焼きを思い出したわけではないのですが、こういう厚焼き卵のサンドウィッチを珈琲でちょっと休憩したくなることがある。甘みというけれども人工的な甘みでは無く卵黄の、そうたまごさんそのものの甘みを一口ひとくち。

 喫茶店というのは時間を愉しむ場所だとおもう。この二条城界隈、京都の中心部も中心部だ、地下鉄の駅目の前、戦後はGHQが滑走路代わりに使った堀川通があり、住宅街とオフィス街の分水嶺にある一角、だけれども不思議に木々と城址に社殿が静けさを醸す。

 チロル、人気店というか老舗の繁盛といいますか、混んでいることは多いが凪のような幕間もある。混雑しているときもあればさっと入って休息できるひとときもある、凪をみつけたならばそれは一休みの時機とおもう、こういう運を見つけたら休み時なのだ。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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