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【京都発幕間旅情】榛名さんの総監部グルメ日誌-名古屋,千種-名古屋の愛工大名電近くに旨い蕎麦

2024-11-02 14:41:45 | グルメ
榛名さんの総監部グルメ日誌
 こういうのでいいんだよこういうので。こう思わずつぶやいてしまうようなお店に偶然めぐり合う事が出来たならば日常というのはもっと楽しくなるのだろう。

 名古屋の愛工大名電といえば、野球の名門であり、ロボコンの名門でもある。お友達の母校でもありまして、甲子園まで応援に行くこともあると謂いますので、野球の強い高校というのはOBの一体感が凄いなあ、と掠りもしない母校野球部と比べ羨ましく思う。

 愛工大名電、所用で行くことがありまして、わたしは付き人のような感じではあったのですが、少しその際に時間が空きましたので、じゃあ、なにか美味しいものでもちょっと頂こう、となりました。唐揚げ弁当が昭和の頃から有名と謂うことでしたが。

 三河屋さん。唐揚げ弁当といっても、テイクアウトではちょっとなあということで店内で頂けるところを探し、見つけた蕎麦屋は定休日、すると大曽根駅の方角へちょっと歩いてみますと、街中に雰囲気の良い、昭和のよき時代を伝えている蕎麦屋三河屋さんをみつけ。

 天丼セット、880円、昭和に行ったのでは無く令和の、わかりやすく謂えば2024年にこの値段だ、京都だと珈琲一杯でこれくらいいってしまう、いや700円くらいか。天丼単品が890円ということだから不思議だなあとおもったが迷わず注文へ。

 蕎麦がざるにどんっ、とおかれて隣にミニ天丼が添えられていた、そうか、天丼単品だと天丼が普通に凄いやつが来るのだろうけれども、セットのミニ天丼でもしっかりと海老から南瓜から載っていて、南瓜、もうすぐハロウィンだものなあと納得しつつ。

 出汁、醤油が強く甘めの醤油という感じなのですが、北陸とも京都とも違う。そうだ考えれば八丁味噌が岡崎で量産されているわけですから醤油も個性がちがうのだ、こういう素朴な味の発見というのは、なにかうれしいですよねとわさびを溶かし溶かし。

 昔は蕎麦屋巡りを旅行の目的にする人々をあまり理解できず、旅行ならば名所旧跡に名物工芸品と自衛隊関連行事や絶景風景と様々な美味珍味を体験するべきでは、と思っていましたが、出汁と蕎麦の風味と比率の違いというか個性を知ると、なんだかわかるように。

 旨かった、が、それ以上に安かった、店内の雰囲気も大きなテーブルから小上がりまであって、厨房が大きなカウンター越しに大将が見事な切り盛りをしている、無論女将さんも。毎週行く機会は無いが大曽根駅ちかく、美味しかったなあと店を後にしました。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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