■北朝鮮ICBM
ロシアウクライナ戦争が極東に飛び火する懸念です。
10月31日日本時間0711時頃、北朝鮮の平壌近郊からミサイルと思われる飛翔体が発射、この飛翔体は86分間飛翔したのち、北海道奥尻島沖200kmの我が国EEZ排他的経済水域外に落下したとのこと。長時間の飛翔は高高度に上昇していた為であり防衛省によれば今回、高度7000kmまで上昇、これまで記録された北朝鮮からのミサイルとしては最も高い。
ICBM級のミサイルであったと考えられる、高高度に飛翔する軌道はロフテッド軌道と呼ばれ、防衛省は従来のミサイルよりも大型の大陸間弾道弾であった可能性があるとして分析を進めています。北朝鮮はこれまで、ICBM級とされる弾道ミサイル実験を過去16回実施してきました。この落下の様子は奥尻島に設置されたNHKカメラにうつりこみました。
北朝鮮の核開発とミサイル実験、この問題は現在のロシアウクライナ戦争との間で密接に関係しています。それは北朝鮮はロシアへ大量の砲弾を供給すると共に弾道ミサイルも供給しており、更に兵員派遣を本格的に開始、これはロシアに見返りを求めることで、北朝鮮がアメリカ東海岸を射程内に収める核戦力開発を急いでいる点と並行している為です。
大陸間弾道弾の発射と共に北朝鮮ではプンゲリ核実験場での核実験準備と思われる動きが衛星写真などの解析により判明しており、核兵器による威嚇の強化は、人民軍部隊のウクライナ派兵による韓国との南北軍事境界線における戦力空白を埋めるとともに、実用可能な核戦力の整備を急ぐための周辺国への牽制、示威行動である事が考えられます。
ウクライナのゼレンスキー大統領は北朝鮮軍兵士のウクライナ派遣問題について韓国のユンソンニョル大統領との間で電話会談を行ったとのこと。現在、前線に近いロシア国内の訓練場に3000名規模の部隊が派遣され、こんご1万2000名まで拡大する可能性があり、韓国国家情報院によれば人民軍のキムヨンボク副参謀長も前線を視察しているされる。
韓国政府は北朝鮮が大量の兵員派遣の見返りにロシアから戦術核兵器技術など、今後の朝鮮半島情勢に重大な影響を及ぼす技術の提供を受ける可能性を非常に危惧していて、今後、韓国とウクライナ政府は代表団を派遣しあうなど、情報共有を進めてゆく事としています。北朝鮮軍兵士派遣は韓国が超えてはならない一線としてロシアを強くけん制していました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
ロシアウクライナ戦争が極東に飛び火する懸念です。
10月31日日本時間0711時頃、北朝鮮の平壌近郊からミサイルと思われる飛翔体が発射、この飛翔体は86分間飛翔したのち、北海道奥尻島沖200kmの我が国EEZ排他的経済水域外に落下したとのこと。長時間の飛翔は高高度に上昇していた為であり防衛省によれば今回、高度7000kmまで上昇、これまで記録された北朝鮮からのミサイルとしては最も高い。
ICBM級のミサイルであったと考えられる、高高度に飛翔する軌道はロフテッド軌道と呼ばれ、防衛省は従来のミサイルよりも大型の大陸間弾道弾であった可能性があるとして分析を進めています。北朝鮮はこれまで、ICBM級とされる弾道ミサイル実験を過去16回実施してきました。この落下の様子は奥尻島に設置されたNHKカメラにうつりこみました。
北朝鮮の核開発とミサイル実験、この問題は現在のロシアウクライナ戦争との間で密接に関係しています。それは北朝鮮はロシアへ大量の砲弾を供給すると共に弾道ミサイルも供給しており、更に兵員派遣を本格的に開始、これはロシアに見返りを求めることで、北朝鮮がアメリカ東海岸を射程内に収める核戦力開発を急いでいる点と並行している為です。
大陸間弾道弾の発射と共に北朝鮮ではプンゲリ核実験場での核実験準備と思われる動きが衛星写真などの解析により判明しており、核兵器による威嚇の強化は、人民軍部隊のウクライナ派兵による韓国との南北軍事境界線における戦力空白を埋めるとともに、実用可能な核戦力の整備を急ぐための周辺国への牽制、示威行動である事が考えられます。
ウクライナのゼレンスキー大統領は北朝鮮軍兵士のウクライナ派遣問題について韓国のユンソンニョル大統領との間で電話会談を行ったとのこと。現在、前線に近いロシア国内の訓練場に3000名規模の部隊が派遣され、こんご1万2000名まで拡大する可能性があり、韓国国家情報院によれば人民軍のキムヨンボク副参謀長も前線を視察しているされる。
韓国政府は北朝鮮が大量の兵員派遣の見返りにロシアから戦術核兵器技術など、今後の朝鮮半島情勢に重大な影響を及ぼす技術の提供を受ける可能性を非常に危惧していて、今後、韓国とウクライナ政府は代表団を派遣しあうなど、情報共有を進めてゆく事としています。北朝鮮軍兵士派遣は韓国が超えてはならない一線としてロシアを強くけん制していました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ まや
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