■自衛隊関連行事
イギリスでのCOVID-19ワクチン接種が始りアメリカでもニューヨークなどで早ければ来週から接種開始となる中ではありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
自衛隊行事は今週末も行われません。今回は大久保の写真と共に最近の話題を。新型コロナウィルスCOVID-19の感染再拡大が、この三週間に渡り看過できない水準で進んでいる点です。京都は一週間での感染拡大率が1.9倍と拡大が続く大阪府や東京都と比較した場合は勿論、拡大傾向のある愛知県や広島県と比較しても1.9倍という数字は突出しているのです。
観光客が過度に集中し、特に海外旅行に事実上行く事が出来ない為にの国内観光客の凝集が顕著な京都が、実は次の日本最大規模の感染源となるのではないか、こうした懸念があるのですね。外食は可能な限り個室で、食料品は買い物は二回で五日分を、公共交通機関を避ける、寺社仏閣拝観は10m四方二人以下の密度を念頭に、という工夫が必要でしょう。
自衛隊が来てくれるから大丈夫、という考えは些か早計なものでして、自衛隊の衛生部隊は自衛隊が任務の戦闘や訓練での負傷者を戦闘力維持へ必要な措置を行い、また平時の隊員の健康を維持する事での即応体制維持を念頭に整備され、医官も看護官も余裕はありません、ただ、生殺与奪を命令出来る軍事機構である為に命令を拒否できない枠組があるだけです。
慎重な行動を求めたい、感染対策に留意して、というのは言葉遊びに過ぎず、マスク着用でも感染者が2m以内に二人居る状態となれば、医療機関並みの消毒と高度なマスクを着用していなければ対応できません、汚染地域と安全地域を分けられる病院と違い、汚染地域と不意に出会う可能性が残る市中では、逆に未知との遭遇に充分な消毒は出来ない様にも。
楽観論はあります、高齢化が収まるという一種の優生学的な考えです、だが受け入れられない。アメリカでは24時間で3100名が死亡、高齢化進む日本では対策を諦めれば取り返しがつかない、仮に国内で20万が死亡する様な状況となれば、致死率2%である為に感染者は1000万、そして10%に呼吸不全や血栓等後遺症が残るのです、これが平気といえるか。
北海道と大阪府では感染拡大が留まるところを知らず、特に道北最大の都市旭川にて発生した複数の病院クラスターは入院患者への入院前全PCR検査を実施していたもののPCR検査時には陰性となった感染者がクラスター感染の引き金となり、発症患者確認に際し再度総調査を行ったところ、日本最大のクラスター感染が進行中である事が確認されました。
自衛隊災害派遣要請へ。COVID-19感染拡大が次の段階となった、こう痛感したのは旭川の病院クラスターに対し病院院長が市に支援か自衛隊の派遣を要請したところ受け容れられず、直接Web上において救援を求めた事で大規模感染が広く知られ、市長が重い腰を上げる事となった点でした。防衛省は限られた人員から第2師団より災害派遣を実施します。
大阪府コロナ重症センター設置。次の段階に進んだ、と考えさせられたのは大阪府が遂に野戦病院型の臨時病院を設置した事で、大阪府では看護師不足に対応する為に近畿一円から臨時看護職員を募ると共に政府へ自衛隊派遣を要請、中部方面衛生隊などの看護要員が派遣される事となり、いよいよ日本国内でも遂に野戦病院が、と考えさせられたものでしたが。
二週間後の。留意しなければならないと考えるのは、潜伏期間が長い為に、いまは感染拡大が収まっているので、と油断した外出や観光で外を歩きますと、二週間後に爆発感染を引き起こすものでして、しかも発熱等発症した段階では周囲に相当な感染を引き起こし潜伏期間のまま拡大させている場合が多く、これがクラスター感染となってしまうのですね。
京都府感染拡大率1.9倍、一週間で此処まで増大しますと一か月後の状況は中々想像できないものですが、忘れてはならないのはCOVID-19は潜伏期間が長く、“二週間後の感染拡大”という、要するに感染拡大は“二週間前の感染対策の重要性”が表面化するという部分です。実際問題、紅葉の季節に入り京都市中心に観光客が昨年以上に増大していました、ね。
大阪府の感染拡大について、大阪府の吉村知事は、京都の様な静かな寺社仏閣が観光の中心地であるのに対して大阪府の観光地は其処即ち繁華街であり感染拡大に繋がりやすい、と独自の分析を示していましたが、実のところ紅葉が頂点を迎え始めてから二週間、京都市内を中心に感染対策の不十分さがまさに如実に突き付けられたと、こういわざるを得ません。
自衛隊災害派遣要請、しかし自衛隊行事をご覧の方は良くご存じでしょう、観閲行進の仲で衛生部隊が出てくるのは一瞬数両で、滋味だからではなく編成の通り一個師団を見ても後方支援連隊に衛生隊が置かれ、駐屯地に最小限度の医務室がある程度、方面隊にも衛生隊がありますが、自衛隊の主任務は衛生ではなく、その為の予算さえ限られているのです。
災害派遣、寧ろ自衛隊は全国のドクターヘリよりもヘリコプター空輸能力はありますので生命維持装置の不要な軽症者転院は可能、天幕により臨時施設や何かを臨時に埋める掘削の方が得意でして、またトラックに余裕がありますので、担架に載せた軽症者を他の地域の病院に転院させる支援などは可能です。ただ、全国的に大量に受け入れる余裕は何処にもない。
第一波の感染爆発を抑えられただけに、欧州の様な医療基盤強化や国家試験免除による医療従事者大量確保を行っていません、勿論これは赤字病院や医療従事者過多による失業を起こすために出来るだけ避けるのが理想だった為、否定はできないのですが、季節性ウィルスであるコロナウィルスが最盛期を迎える冬を、迎えようとしている警戒は絶対必要だ。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・今週末の行事なし
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
イギリスでのCOVID-19ワクチン接種が始りアメリカでもニューヨークなどで早ければ来週から接種開始となる中ではありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
自衛隊行事は今週末も行われません。今回は大久保の写真と共に最近の話題を。新型コロナウィルスCOVID-19の感染再拡大が、この三週間に渡り看過できない水準で進んでいる点です。京都は一週間での感染拡大率が1.9倍と拡大が続く大阪府や東京都と比較した場合は勿論、拡大傾向のある愛知県や広島県と比較しても1.9倍という数字は突出しているのです。
観光客が過度に集中し、特に海外旅行に事実上行く事が出来ない為にの国内観光客の凝集が顕著な京都が、実は次の日本最大規模の感染源となるのではないか、こうした懸念があるのですね。外食は可能な限り個室で、食料品は買い物は二回で五日分を、公共交通機関を避ける、寺社仏閣拝観は10m四方二人以下の密度を念頭に、という工夫が必要でしょう。
自衛隊が来てくれるから大丈夫、という考えは些か早計なものでして、自衛隊の衛生部隊は自衛隊が任務の戦闘や訓練での負傷者を戦闘力維持へ必要な措置を行い、また平時の隊員の健康を維持する事での即応体制維持を念頭に整備され、医官も看護官も余裕はありません、ただ、生殺与奪を命令出来る軍事機構である為に命令を拒否できない枠組があるだけです。
慎重な行動を求めたい、感染対策に留意して、というのは言葉遊びに過ぎず、マスク着用でも感染者が2m以内に二人居る状態となれば、医療機関並みの消毒と高度なマスクを着用していなければ対応できません、汚染地域と安全地域を分けられる病院と違い、汚染地域と不意に出会う可能性が残る市中では、逆に未知との遭遇に充分な消毒は出来ない様にも。
楽観論はあります、高齢化が収まるという一種の優生学的な考えです、だが受け入れられない。アメリカでは24時間で3100名が死亡、高齢化進む日本では対策を諦めれば取り返しがつかない、仮に国内で20万が死亡する様な状況となれば、致死率2%である為に感染者は1000万、そして10%に呼吸不全や血栓等後遺症が残るのです、これが平気といえるか。
北海道と大阪府では感染拡大が留まるところを知らず、特に道北最大の都市旭川にて発生した複数の病院クラスターは入院患者への入院前全PCR検査を実施していたもののPCR検査時には陰性となった感染者がクラスター感染の引き金となり、発症患者確認に際し再度総調査を行ったところ、日本最大のクラスター感染が進行中である事が確認されました。
自衛隊災害派遣要請へ。COVID-19感染拡大が次の段階となった、こう痛感したのは旭川の病院クラスターに対し病院院長が市に支援か自衛隊の派遣を要請したところ受け容れられず、直接Web上において救援を求めた事で大規模感染が広く知られ、市長が重い腰を上げる事となった点でした。防衛省は限られた人員から第2師団より災害派遣を実施します。
大阪府コロナ重症センター設置。次の段階に進んだ、と考えさせられたのは大阪府が遂に野戦病院型の臨時病院を設置した事で、大阪府では看護師不足に対応する為に近畿一円から臨時看護職員を募ると共に政府へ自衛隊派遣を要請、中部方面衛生隊などの看護要員が派遣される事となり、いよいよ日本国内でも遂に野戦病院が、と考えさせられたものでしたが。
二週間後の。留意しなければならないと考えるのは、潜伏期間が長い為に、いまは感染拡大が収まっているので、と油断した外出や観光で外を歩きますと、二週間後に爆発感染を引き起こすものでして、しかも発熱等発症した段階では周囲に相当な感染を引き起こし潜伏期間のまま拡大させている場合が多く、これがクラスター感染となってしまうのですね。
京都府感染拡大率1.9倍、一週間で此処まで増大しますと一か月後の状況は中々想像できないものですが、忘れてはならないのはCOVID-19は潜伏期間が長く、“二週間後の感染拡大”という、要するに感染拡大は“二週間前の感染対策の重要性”が表面化するという部分です。実際問題、紅葉の季節に入り京都市中心に観光客が昨年以上に増大していました、ね。
大阪府の感染拡大について、大阪府の吉村知事は、京都の様な静かな寺社仏閣が観光の中心地であるのに対して大阪府の観光地は其処即ち繁華街であり感染拡大に繋がりやすい、と独自の分析を示していましたが、実のところ紅葉が頂点を迎え始めてから二週間、京都市内を中心に感染対策の不十分さがまさに如実に突き付けられたと、こういわざるを得ません。
自衛隊災害派遣要請、しかし自衛隊行事をご覧の方は良くご存じでしょう、観閲行進の仲で衛生部隊が出てくるのは一瞬数両で、滋味だからではなく編成の通り一個師団を見ても後方支援連隊に衛生隊が置かれ、駐屯地に最小限度の医務室がある程度、方面隊にも衛生隊がありますが、自衛隊の主任務は衛生ではなく、その為の予算さえ限られているのです。
災害派遣、寧ろ自衛隊は全国のドクターヘリよりもヘリコプター空輸能力はありますので生命維持装置の不要な軽症者転院は可能、天幕により臨時施設や何かを臨時に埋める掘削の方が得意でして、またトラックに余裕がありますので、担架に載せた軽症者を他の地域の病院に転院させる支援などは可能です。ただ、全国的に大量に受け入れる余裕は何処にもない。
第一波の感染爆発を抑えられただけに、欧州の様な医療基盤強化や国家試験免除による医療従事者大量確保を行っていません、勿論これは赤字病院や医療従事者過多による失業を起こすために出来るだけ避けるのが理想だった為、否定はできないのですが、季節性ウィルスであるコロナウィルスが最盛期を迎える冬を、迎えようとしている警戒は絶対必要だ。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・今週末の行事なし
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関