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【京都幕間旅情】国鉄105系電車,奈良線で進む複線化工事と幻想のリニア中央新幹線大阪延伸

2023-10-01 07:00:44 | コラム
■103系から105系へ
 国鉄105系電車が活躍する旧式電車王国の奈良線には快速電車はJR西日本221系とすみわけが出来ている。

 103系電車は2022年3月11日に奈良線での運用を終了し、旧山手線塗装の103系電車は過去の歴史となりましたが、代わりに旧京浜東北線塗装の205系電車が奈良線に乗り込んできましたので、旧車を旧車で置き換えるという不思議な路線は続いています。

 奈良線は今年3月18日、京都駅から城陽駅までの完全な複線化工事を完了しました、やはり観光路線、複線化の要求は大きい。ここで関心事となるのは、奈良県と京都府の中間を走る計画であるリニア中央新幹線と奈良線の沿線開発という可能性についてです。

 奈良市付近に予定されている新駅、木津市など京都府南部自治体も誘致を進めていますが、京都府南部から奈良市に至る新しい交通の流れが確立し、京阪神圏において滋賀県の後塵を拝する奈良県とともに例えば東京通勤圏などの可能性が生じるのでしょうか。

 リニアと奈良線の相関関係という話題を書くために、ちょっと鉄道雑誌のバックナンバーなどを積んでみますと、ただ、実現への課題は年々山積している印象があります、大深度地下トンネルを中心に進めるため、多数の河川の源流やウラン鉱山の近くを通るため。

 ローカル線色を大きく正面に出している奈良線とともに、しかし当初計画の2027年東京名古屋間リニア中央新幹線開通が、静岡県内の環境アセスメント再評価の必要性を求める声とともに、電力消費量が新幹線の三倍というリニアそのものが、現状未知数だ。

 新大阪への延伸は2037年から2045年までの期間を想定しているようで、それくらい先ならば実現するかどうかを見極めるまでは、一概に不可能とは言えない期間だなあ、と思ったりするのですが。それにしても長距離のリニア鉄道、夢だけはある様におもう。

北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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