
雨に降られてしまった。花を落とすような雨でなかったのが幸いである。
山桜がやっと咲いてくれた。しかも煙る雨の中でだ。やはり山はこうでなければいかん。

毎年毎年同じ風景を見るのだが見飽きることはない。当たり前か。
荒神森古墳を歩いているが、こんな写真をみてもなにがなんだか判る訳がないよな。
仁徳天皇陵を歩いていると言ったて判るわけがないからな。
以前妻が伊勢神宮に行った。そのときに撮った写真を見せてくれた。大木の前で義母が笑顔で立っているのだ。「どこかこれは」「伊勢神宮よ」人間と大木の一部しか写ってないのになんで伊勢神宮だと判るんだ。「すぐそこ」と言われても納得してしまうぞ。
彦徳甲塚古墳の墳頂から遠望する。いまでは周囲を木々が囲んではいるが、当時はほとんどを見晴るかすことが出来たであろう。この一目を統治していたのかもしれんな。「うまし国ぞ・・・・」なんて本当に言ったかな。
やはり男の子の節句の甲のように見えるから面白い。由来とは単純明快で誰にでも判るものかもしれない。
甲塚古墳天井 造りが非常に丁寧である。あれっ、あの小さな板状の石がいやに目に付くなあ。しかし、その上の石や、下の石にも目がいってしまうが、細かいところに手が入っていることがよく判る。いい仕事をしているのは確実だ。
素人集団ではこうはいかないだろう。
表面を人頭大より少し小さい石で葺いているが、これだけの大きさを揃えるのも苦労だろう。
この地域には国といえるほどの組織とそれを統合する人間、いわんや相当数の人口が集中していたのではないだろうか。