本格的になってきたぞ。
霧雨の中を妻と散歩に出かけた。桜はもう満開だ。ここは小倉南区では有名な安部山公園に続く道だ。
兎に角綺麗の一語に尽きる。おやっ、どこかで見た車がおるぞ。と言うよりも我輩が運転させられる車があるのだ。
そう例の彼の車である。当然にその当事者がここにいるのである。にしても車が多いいな。
前方部に来た。神社の境内になっているものだから、昔我々が遊んだような広場にしか見えない。人のお墓だなんて誰も信用しないだろう。現に我輩の友人(大学時代の友人で一緒に歩いている。但し古墳を見たいと言ったから)は言う。何処にお墓があるのかと。「俺とお前が立っとろうが、ここが墓たい」(方言丸出しになってしまうのがいいところかな)
近くの長野城とは書いてあるが文字通りに読んでは酷い目に遭う。普通の城を想像してはいけない。居館があって、大体が立てこもりように造られた山中の砦のようなものだからそこに辿り着くには容易ではないのだから。
と言ってそんな山の中に弥生時代遺跡などがあるわけでなし、目と鼻の先の道路脇一帯であろう。(長野城の範疇)
護念寺が枝垂桜だけではないと言うことを知っている人はほとんどいないだろうな。普段人が寄り付かないような所に看板を立てているものな。普通そこまで見に行くことはしないよ。我々はよっぽど(強調する方言)の物好きだから。
さて、次に移動だ。
次の目標まで国道496に沿って歩くことにした。と言っても最初に立ち寄った「みやこ町歴史民族博物館」からもこの道だった。この界隈は街道をそのまま拡張して国道にしているようである。錦町付近にはその面影が残っているかのようだ。