夏吉では1号と21号を公開ということにしている。いつでも見ることは出来るのだが、この様な機会を利用して周囲に存在する古墳などの情報を入手しよう。
少し残念なことを目にしてしまったのでここで注意を喚起したい。21号を見学した帰りに年配の男女と擦違った。我輩は斜面に積もった枯葉で足を滑らせないようにと恐る恐る下っていたのだ。見学者が多いのはいいことだと思って頭を上げてみたのである。えっ、右手に火の着いたタバコだ。つい言ってしまった「おい、消せよ」「えっ」男が怪訝そうな顔で我輩をみた。
「タバコを消せよ。常識だろが。タバコを消せ」「あっ、すみません」ルールと言うより常識を持って見学してもらいたいものだな。
勝山神社敷地横にある民家の庭にある。南に開口部があるものと行ってみたが無かったので北に回ったのである。
ハの字に開いた墓道か羨道の側壁、垂直に立てられた袖石、「おー」笑顔になるよな。
下関市立考古博物館の周囲は綾羅木郷台地遺跡だが、我輩が知っている郷台地の面影などは微塵も見ることは出来ない。
あっと言う間に国指定史跡になったのは何故だったのかを知るためにも、後世に知らしめるためにも、換言すれば、文化遺産に関わる反面教師として無残な姿を少しでも残しておくべきだったのではないかと思ったがな。いけないことだったかな。
母はここを気に入ったみたいだ。「行こか」と言うと「もうちょっと待って」だって。
雨窪古墳開口部の丁度真反対に山桜がある。行ったときはまだだったな。
景行天皇に関わる史跡である。古事記での天皇の事跡はまったくと言っていいほど記されてなく、息子の倭建命の活躍に割いている。しかし、両者と九州は深い関係があることに間違いはない。地名の由来に歴史がみえるから面白い。
すぐ近くに古墳がある。両岡様古墳といい前方後円墳と円墳がある とのことだが、一目では絶対に判らないことだけは確かだ
しかも墳丘に近寄れない。
甲塚古墳をあとにして八景山古墳群にいくことにしよう。ここは体力がいる。その昔ここの発掘現地説明会に参加したことがある。なんでこんな斜面を墓域にしないといかんのだと靴に赤土をつけながらも歩き回った記憶がある。