田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

のらのらの木々の春芽を求めて

2013年03月12日 | 日記

3月12日(火)  春色の風がながれ 暖かな一日

春の雲が頻繁に見られるようになると、地上にも暖かな風が流れる日が多くなる。昼前の穏やかで風がこない陽だまりを歩いた。

ダンコウバイやアブラチャンの花はまだだと思いながら、崖をよじ登ったところで目に入ったのは真に蕾を膨らましたアブラチャン。殻を破り中の4つの蕾が顔をだしていた。未だ山陰には雪が残るのに ・ ・ ・ 枝先で春の空気を掴んでいたようだ。 

一年ぶりに春の息吹を目の当たりにして、暫しのときを崖の上で過ごした。山肌の落ち葉は長い間雪の重みに締め付けられたのか、乾いている表面葉は音を立てることはない。今年の雪が多かったので、ヤママユを包んでいた枯葉も剥がれ、中の繭は大きな鳥の目を持つ蛾になることはないのだろ。だいぶ登ったところでは朽ちた木にサルの腰掛けと云うのか、癌の特効薬だと云うことを聞いたことがあるがキノコが沢山ついている。、地面に近い処の数枚を囓り取った跡が残っているが、鹿かハクビシンの仕業だろう?この樹もやがては朽ちて倒れることになるが、この山には猿は来ないので困ることはなさそうだ。 

 

落ち葉の厚く積もった急坂を登り切る。この辺りにはワダソウの白い花や赤花イカリソウが姿を表すが、まだ早いようだ。キブシも鎖樋のような黄色い花を見せてくれるまでには間がありそうだ。あと一月もするともう一つの斜面を横切ったところにヒトリシズカが群生する。寒の戻りが来ることは間違いないが、花たちはそれを充分に心得ていて欲しい。暖かさに気を緩め蕾を開いてしまうと寒さを避けきれないことを知っているだろう。 

 このところ年度末の作業に追われている

外に出ることで効率が上がると信じてのこと

午後は樹木図鑑に釘付けになってしまった

コメント
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