田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

枯れて伐られた 子守地蔵 六天様の松 

2013年12月06日 | 日記

12月6日(金)  晴れ  強い風  暖かな一日

ここ山裾集落には大内道(松本道)がある

西は依田窪 武石をとおり松本へ 東は佐久野沢 内山峠を越えて群馬に至る

幕末に峠の西 小県地方で流行病が大暴れした

地域の5人の女将衆が峠の頂きに地蔵尊を建て子守を託した

そして 明治にも天然痘が峠を越さないようにと女衆が新たに地蔵尊を設けた

松本 長久保方面から急登な峠を登りつめると「一息いれろ」と地蔵尊が声を掛けたそうだ

 白いずきんと前垂れが 赤に変わったのは何時の日かだろう

 

山裾集落では毎年4月に六天様としてお祭りをしている

峠には赤松が多く 僅かな風で海辺のような 松風の音が耳に入る

標高900mマツクイムシは心配ないと云うのは昔の話

地蔵尊を守ってきた松は辺りの松と共に伐られた

中山道笠取峠の松並木と同じ頃に植えられたと聞く

残る松もやがては切られる運命を知ってか涙を流す

コメント
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