9月3日(月) 晴れ 清かな秋の朝 昼のは激しく雨が降る 流れる曇に合わせて雨
二度目に目を覚ますと朝陽が部屋に差し込み眩しい、東の窓を覗き込むと久しぶりに見る秋の空が広がっていた。朝の景色と言うよりも午前中と云った方がよくらいに太陽は高く昇っていた。風もなく陽射しだけが直線的で窓を開けると冷たい空気が勢いよく流れ込む。石積みの西端で咲き出したホトトギスに陽は当たっているだろうか?カメラを手に外にでると俺だけが朝寝坊したかのように、陽の光は届いていた。
初鰹に謳われるホトトギスは鳥、この鳥の羽模様に似た草は秋に花を開く。なにか不思議な気がするが、この花も山ホトトギスとなると少し毛色が変わる。9月の2週目になると裏山でも咲き出すので近いうちに訪ねてみよう。
次の日曜日は集落の道普請がある。俺が区分けされた班長に指示書を届ける役になっているが、俺の持ち分と我が家の周囲が草ボウボウでは済まされない。久しぶりに刈り払い機のエンジンを廻し一気に片付けた。いつの間にかニセアカシアが大きく育っていたり、草の丈が長くなっていると回転刃に絡みついてイケない。春には刈った草は畑の畝にマルチとして敷き詰めるのだが、秋の草は種を持っているのでマルチにするととんでもないことになる。尤も、俺の農法は草も野菜も一緒ということだから変わりがないようだが、土手に生えている草は背丈が高くなるので畑に来られては困る。っと言うことで刈った草を掻き集めて焚き火の上に積み上げて草木灰とした。焚き火に生の草を直に乗せると煙ばかりでて灰になるまで時間がかかる。キャンプ道具の三脚を設えてその網の上に草を積み上げると短時間で燃え尽きるのでGoodideaと自負している。
夕方暗くなるまで草刈りと草木灰作りに没頭したが、昨日まで廻らなかったが首が直っている。夢中で刈払い機を振り回したことで肩こりが解消したようだ。裏山との境など数カ所に増え始めたタラの木、今は花盛りだが、この種が落ちて実生としてでる若木は成長が早い。
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