4月13日(水) 晴れ 陽射しは温かいが風が冷たい
秋に枝降ろしをした木を片付けたり、薪作りにチェンソー、薪割り木が一日中エンジン音を轟かせていた。昼間は陽の光で汗ばむほどだったが、遅めの午後、4時を過ぎ太陽が西側の山に落ちると風の冷たさを感じる。
薪ストーブはエコだと言われながら、真冬の暖かい炎の裏にはガソリンやオイルをたっぷりと使う。機械の力を借りずに、斧や鋸で薪を作れと言われると、この俺には無理だ。だから商品となった薪を買うのも作っている段階では同じ事だろう。俺が身体を張って指先まで痛い思いをすることで、化石燃料の代償とは言わないが許しを請うしか無い。
エコと言うことに目くじらを立て、拳をあげるということも有るのだろうが、俺に似合うのはコブシでも花の辛夷、春一番で山のあちらこちらで白いブーケを見せてくれる。向かいの山に白い塊を見て、近づくと大木なっている物が多い。他の木に葉や花が無いとき、存在を表にして、その後は仲間たちに交わり一年を過ごす。
秋に小さな花芽を枝の先端に着けて、じっと冬をやり過ごす、その殻の表面は寒さを防ぐためか、獣の毛皮のようだ。春を待ちきれずにまだ、寒い日が来ることを承知で殻を突き破って蕾が顔を出して来る。
早すぎる顔出しではないが、こちらはリンゴの木の嫌われ者、クワガタの幼虫?それともカミキリムシだろうか?俺の小指と同じくらいの長さ、太さも付け根と爪の先端と同じくらいだ。指の上に乗せて計った訳ではないが ・ ・ ・ 彼はムリヤリに顔を出され、怒り顔になっていた。
幼虫を白日の下へ引きずり出した祟りではないだろうが、俺の左手人差し指に棘がささった。ゴム引きの軍手をしての作業なのに何故だろう?一㎜にも満たない小さな異物、俺の指の大きさと比べてもホンの僅かなものだ。虫の祟り、僅かな物を粗末にしている罰として、痛みを感じるのも良い。
針先を焚き火で炙り消毒、切開手術に望んだが、巧くいかない。辺りをほじくり返し棘がどこへ行ったか見えなくなってしまった。
もう一本の棘には手を着けず我慢、風呂で指の皮を柔らかくしてから、針をカッターに変えて、何時ものように ・ ・ ・
いつも!! 祟りや罰を受けている訳ではないが ・ ・ ・
なんだか忙しくしていてもう少しで自分を見失いそうでした。
幼虫のたたりで痛~い目にあったのでしょうか。
春がやってきて浅間の写真も綺麗でした。
どうぞお大事になさってくださいませ。
やっと春になって嬉しい外仕事です。
花も木も元気に春を迎え・・・
僅か一本だけキンモクセイが寒さにやられたようですが
小さなほんとうに小さな棘なのにいたいですね。
天罰と思っています。
ありがとうございます。