PV生観戦レポです。
昨日、ウルトラスで開催された、ファジのアウェー水戸戦のPVに参加してきました。お店はまあまあの来店数。モリカツ店長が仕切っておられました。germanee氏に続いてシマカズ氏が遅れて到着。他にも知った顔が何人もいました。
ケーズデンキスタジアムは、震災時に損傷を受けており、しばらく使用できませんでした。画面で観る限り復活したようですね。というかもう2年経ちますもんね。どうしても2年前の痛々しい部分的に使用できなかった頃のスタジアムの映像が脳裏に残っています。相手には、元代表の鈴木選手がいます。震災時に何か手伝わせてくれと、故郷のクラブに申し出ると、柱谷監督から選手としてやってくれと依頼され、当時(今は知りません)本人の強い希望により、無報酬でのアマチュア契約だった選手。水戸さんに対しては、どうしても「被災クラブ」というイメージが残ります。でも、対戦相手は対戦相手。いい試合になる事を希望して観ました。
先発発表。前回ベンチだったレン選手の名前も。映像に出たのを観て「あれっ?!」と。「レン選手、パーマあててない?」という話に。違っていたらごめんなさい。「気合いのパーマだ」と盛り上がる。荒田選手がケガのようで、何と妹尾選手の名前が。個人的には応援していますが、試合的には・・・ 不安な声を払拭させて欲しいです。
よく立ち上がりで、その日の様子を想像しますが、この日もイマイチでした。ポゼッションが両チームとも・・・ 岡山も相手ペナルティエリア前まではボールを運ぶが、すぐに奪われる。水戸さんも似たような感じ。それでもシュート数はしばらく水戸が0本という事で、数字上は圧倒していました。でも、個人的には0-0の予感。口にはできませんでしたが。
惜しいシーン、ゴールポストにボールが当たる不運もあり、相手も1人退場になり、一進一退でしたが、後半28分に橋本選手が岡山ゴールにシュートを突き刺さる。上のバーに当たって入るという、上手いシュートではありました。何でも水戸さんは、以前にも2人退場になって戦った試合もあり、1人減っても何ていう事はない戦いっぷり。神戸の再現、ミラクル、ドラマチックを一同期待しましたが、そのまま0-1で敗戦。最近、ドラマチックは無くなりましたね。
ニュースでは「水戸は岡山にペースを握られたが、相手の決定力の低さに助けられ、スコアレスで前半を折り返す。後半に入って退場者で数的不利になるが、そのことでハードワークを取り戻し、鋭いカウンターで好機を創出。シュートが決まって先制に成功」とありました。うーむ、地元岡山はしんどいですね。
この試合で勝っていたら6位でしたが、負けで2チームに抜かれて9位。下の3チームも負けたので今回はここで抑えれましたが、下には勝ち点差1点で松本など3チーム、2点差で2チームが迫ってきている状態。次の山形戦に勝てば7位くらいには上がりそうですが、ドローもしくは負けてしまうと、2ケタ転落の危機です。以前の報道で、去年は前半終了時に8位、年間も8位と、前半終了時の順位が、年間順位と余り変わらないパターンが多いとありました。今シーズンは前半終了時に9位。心配を払拭して欲しいですね。最初の頃に無敗記録がどうのと話題になっていましたが、勝たないといけないという事ですね。
J1昇格も口にされているシーンがありましたが、いくら強豪神戸に勝てても、この試合のように下順位チームに取りこぼしているようでは、プレーオフ出場もしんどいかもしれません。安定的な「無敗」では足りなく、安定的な「勝利」がプレーオフ進出の必須条件ではないでしょうか。以前のようなドラマチックな展開をまた期待しております。
ちなみにJ2水戸のホームタウンブログを観ていると、試合前のサブグラウンドで、知的障害者のサッカー大会「ホーリーフェスタ2013」が開催されたそうです。きちんと二瓶・岡田の2選手も参加し、参加者と握手会や記念撮影会、PK対決を楽しんだとか。J2水戸では、障害者にサッカーの楽しさを知ってもらい、夢や目標を持って生活することの素晴らしさを体感してほしいと考えているとあり、今後も、サッカーを通して、障害者の社会参加や社会経験の拡大に協力していくとあります。こういう言葉はなかなか言えないでしょう。
そこには、「サッカーだけやっていればいい」「クラブライセンスに引っかからないように商業活動を頑張ればいい」という価値観はないようですね。同じ茨城県のJ1鹿島等の勢力に囲まれているという不利な環境でありながら、地道に社会・地域貢献活動に取り組んでこられたクラブの姿勢には感銘を受けておりましたが、益々興味を持ちました。「地域の宝」たる立派なクラブですね。
J2水戸ホームタウンブログ該当ページ:http://ameblo.jp/hollyhock-hometown/entry-11572909794.html