J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

ワールドカップの事42

2022-08-03 00:01:51 | サッカー(日本代表、W杯等)

 リスペクトコラムです。
 昨日、スポーツニュースで4年後のW杯から出場枠が大幅に正式に増える事を知りました。当ブログでも以前からそういう動きがある事はリスペクトしていましたが、正式に決まったかと。確か記憶では、このカタールW杯から増枠の話もあったが、コロナ禍からなのか、その次からになった訳ですね。
       
【26年サッカーW杯予選 アジア最終は18チーム出場】
「アジア・サッカー連盟(AFC)は1日、アジアから最大9チームが出られる2026年ワールドカップ(W杯)の予選方式を発表し、最終予選は18チームが3組に分かれ、各組2位までが本大会の出場権を獲得することになった。最終予選の各組3、4位はプレーオフに進み、残り二つの出寿枠と大陸間プレーオフに回る1枠を争う。
 W杯予選は27年アジア・カップの予選を兼ねて行われる。1次予選にはAFCに加盟する47カ国・地域のうち、ランキング下位22チームが出場し、11チームが2次予選に進出。2次予選はランク上位25位を加えた36チームが9組に分かれ、各組2位までが最終予選に進む。日本は2次予選から登場する見込み。」
「26年大会は米国、カナダ、メキシコで共催され、出場枠が現行の32から48へ拡大する。アジアの出場枠も4.5から最大9に増えた。」
引用:山陽新聞

 うーむ、現行のままで行くわけにはいかないのでしょうか。かなり緩いW杯予選になるし、出場数が増えれば当然本大会も緩いものになります。強い国は強いですが、試合数が増える訳ですから、本当に見応えのある16強が決まるまではかなり日数がかかるか、超過密日程で強引に日程を進めるかになるかも。
 ドーハの悲劇の時は2グループの1位のみで、アジアから2カ国しか予選突破できなかったと思います。それが今は4.5。そして4年後は8.5って、日本にとってはもはや予選試合ではなく、E-1選手権のようなレベルダウンになるかもしれません。そうでなくても代表人気の凋落がささやかれており、キリンチャレンジのような試合が延々と続き、ガチの食うか食われるかの試合を観れないまま、W杯出場が決まってしまうというセレモニー化してしまいますね。
放映権の高騰だけは続き、来年からの4年間も地上波では放送されないかもしれません。それがまた代表人気の低落につながるというデフレスパイラルに陥っていくのか。どうしてこんな流れになっていくのか。

【なぜ2026年W杯でアジア大陸出場枠が「4.5」から「8.5」に拡大するのか…日本のメリットと是非論】
「他大陸の出場枠は、ヨーロッパが「13」から「16」へ、南米が「4.5」から「6.5」へ、アフリカが「5」から「9.5」へ、北中米カリブ海が「3.5」から現状で開催国枠を含めて「6.5」へ、オセアニアが「0.5」から「1.5」へそれぞれ増加。ヨーロッパ勢以外は大陸間プレーオフを戦い、最後の2ヵ国が出場権を獲得するシステムになっている。」
「商業主義を優先させるFIFAが期待するのはアジア、具体的には経済規模が大きい中国やインド、中東の産油国であり、それが出場枠の大幅増に反映されている。」
「しかし、アジア勢が苦戦を強いられ続けている歴史を踏まえれば、アジア勢が最大で9ヵ国も出場する状況は大会全体の競技の質を下げ、グループリーグで盛り上がりに欠ける試合が増えれば、結果としてワールドカップそのものの価値を貶める。日本に目を向けても、決して歓迎できない状況がそろっている。」
「AFCの発表によれば、1次予選を勝ち抜いたチームにシード勢を加えた36ヵ国が9グループに分かれて、2023年11月から翌年7月にかけてホーム&アウェイでリーグ戦を実施。各グループの上位2位までの計18ヵ国が最終予選に進む。」
「アジア最終予選からも生きるか、死ぬかの戦いが実質的に消滅する。これが何を意味するのか。韓国と共同開催した2002年大会を除き、勝利直前で涙をのんだ1994年アメリカ大会前のアジア最終予選から謳われてきた「絶対に負けられない戦いが、そこにある」がファン・サポーターに響かない状況までもが生まれかねない。」
「アジア最終予選がほぼ無風の戦いになれば代表の強化だけでなく、代表戦を中心にすえてきた日本サッカー協会のビジネスモデルにも影響がおよんでくる。」

 

なぜ2026年W杯でアジア大陸出場枠が「4.5」から「8.5」に拡大するのか…日本のメリットと是非論(Yahoo!ニュース オリジナル THE PAGE)

 アジアサッカー連盟(AFC)は1日、アメリカ、カナダ、メキシコの北中米3ヵ国で共同開催される2026年の第23回ワールドカップで、アジア大陸枠が従来の「4.5」から「8.5」へ...

Yahoo!ニュース

 

 このコラムを読むと、中国の影がちらついていますね。商業主義のFIFAから観れば、中国マネーは魅力的だが、なかなか強さが伴わない。ならばW杯本番に出られるようにしてあげよう、そんな動きだったりするのかもしれません。アジアを優遇してくれるのはうれしいが、その分大会の付加価値、権威は低下していく。
 4年後はどういう状況になっているのか、たぶんW杯予選はかなり話題性が低くなる。やってたの? どうせ予選突破できるんだよねという空気に。ちょうど今回のE-1選手権のなでしこジャパンの優勝のような空気になるのかもしれない。本大会が始まっても、国民の関心は欧州の強豪ばかりになり、グループリーグは全然盛り上がらない。枠が増えるであろうグループを突破(もはや当たり前になるでしょう)してからやっとメディアが取り上げ始めてくれる状態かと。ため息しか出ませんね。緩くなるという事は日本も負けにくくなり(強くなっていないのに)、緊張感が薄れるという事。そうなると、あくまで個人的な主観ですが、また田嶋ジャパンが幅を利かせて、日本協会の改革は遠のくのかという事でまたため息が出てしまう。
 ちなみに同時に、ACLの秋春制への移行も発表になっています。これはまた別の情報なので、また別の機会でリスペクトしたいと思っています。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする