リスペクトコラムです。
事例の宝庫、川崎さんから久々に、「これだ」という事例が出てきました。スマッシュヒットのような 素晴らしい取り組みです。当ブログでリスペクトしている川崎さんの取り組み事例はもはや100を超えていますが、これらを読み込み、実現していけば川崎さんのようなクラブになれます。社会貢献ができて、J1も連覇できる。当ブログを観に来られているJクラブ、Bクラブ関係者の皆さん、ぜひ川崎さんをリスペクトしてください。早く全国のプロスポーツクラブが川崎化する事を祈念します。モノ、カネだけでなく、ヒト、コトにも強くこだわる姿勢。一見難しそうですが、ヒト、コトを中心に事業を進めていけば、自然とモノ、カネも付いてくるのです。
【“単なるサッカークラブではなく生活の一部へ”フロンターレがピッチ外でも行なう精力的な取り組み。「かわさきこども食堂ネットワーク」らと連係へ】
「8月7日、川崎フロンターレは24節の横浜戦が行なわれた等々力陸上競技場で、試合を前に「川崎市×川崎フロンターレSDGs連携協定締結、並びに川崎フロンターレパートナー企業とのかわさきこども食堂ネットワーク支援開始記者会見」を行なった。川崎フロンターレは 川崎市と持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向け、相互に連係、協力することを目的とした協定書を締結。
また、この協定にもとづく取り組みとして、「かわさきこども食堂ネットワーク」が抱える課題を持続可能な方法で解決するために、パートナー企業とともに、同ネットワークの支援を開始すると発表した。」
「(J1)川崎はパートナー企業とのマッチングなどを提案し、ロッテはコアラのマーチ、マルコメは味噌、ドールはバナナなど各社の食品や、食品の置き場を提供、川崎市は川崎SDGsプラットフォームを通じた広報、案内などを行ない、「かわさきこども食堂ネットワーク」は、川崎、各パートナー企業のSDGs実績に寄与するなど相互関係を築いていくという。」
「川崎は今シーズンから「川崎フロンターレSDGs」と名付け、より良い世の中の実現に向けて 様々な活動を行なっていくことを発表していた。目指すのは「多くの方とつながり単なるサッカークラブではなく、地域の社会インフラとしての役割、つまり生活の一部としてなくてはならない存在としてのクラブ」(吉田明宏社長)である。
その第1弾として、4月には川崎市産業振興財団の協力も得て、防錆、防カビを施す塗料などを開発している技術開発研究所「染めQテクノロジィ」と協業調印し、同社の技術を生かした体験イベントを開催することを発表していた。今回の活動はその取り組みの第2弾となる。」
素晴らしいですね。「単なるサッカークラブではなく、生活の一部へ」「地域の社会インフラ」っていいフレーズだと思います。当ブログでは最近まで「地域の宝となる公共財」というフレーズを多用してきましたが、「地域の社会インフラ」か、いいなぁ。使ってみよ。これから川崎さんはグイグイとSDGsで押してくるんでしょうね。「生活の一部としてなくてはならない存在」か、読者の皆さん、地元クラブがそういう存在かどうか、振り返ってみて下さい。よく「NO FAGI NO LIFE(例えばの一例)」みたいなフレーズは目にしますが、それは精神的なもので社会インフラではない。無くても生きてはいける。でも川崎さんはここまで地域社会に根が張れていると、企業活動や行政活動に支障が出てきて、ひいては市民生活にも影響が出るのはと思えてきました。SDGsを実践する存在を達成し、推進・評価する存在と進化。例えばこんな事例。
【祝‼川崎フロンターレSDGs賞創設】
「川崎市産業振興財団主催で年4回開催されている「かわさき起業家オーディション ビジネス・アイデアシーズ市場」に今年から関係団体賞として「川崎フロンターレSDGs賞」が創設されました。このコンテストは、川崎市から世界に羽ばたく元気な企業を輩出することを目的として開催されています。今年度からは、現在川崎フロンターレが力を入れているSDGs活動と企業のスタートアップを結び付け、SDGsに関連した新たな時代を切り拓くであろうビジネスアイデアに対して「川崎フロンターレSDGs賞」を贈呈することになりました。
そして7月22日(金)、川崎駅近くのK-NIC(Kawasaki-NEDO Innovation Center)にて、最終選考会及び表彰式が行われ、川崎フロンターレからは吉田明宏社長が参加しました。最終選考では、書類審査と面接審査を勝ち抜いた4つのビジネスアイデアのプレゼンテーションによる選考を実施し、かわさき起業家大賞(川崎市長)などの主催者賞と、各関係団体賞が贈呈されました。
記念すべき初めての川崎フロンターレSDGs賞には、LOOVIC株式会社の山中享さんが選ばれ、ふろん太とカブレラが描かれたオリジナルの賞状とユニフォーム、そして次回のかわさきSDGsランドの出展権を贈呈いたしました。
山中さんの提案したビジネスアイデアのテーマは「空間認知の社会課題を五感IoTで解決するLOOVIC」。視空間認知障害などの空間認知が苦手な人が、スマートフォンの地図情報システムなどに頼らず、景色に集中し、周りの状況を把握しながら目的地に向かうことが出来るシステム「LOOVIC」を開発されました。」
「今後も川崎フロンターレは、かわさき起業家オーディションに協賛することで、川崎発のスタートアップ、そしてSDGsのさらなる普及とSDGsに関連するビジネスを応援します。皆さんのこのコンテストへのご参加をお待ちしています‼」
この「産業振興財団」は県の機関で、岡山県にも同じものがあり、仕事でも絡んでいます。岡山では「経営革新」などビジネス絡みの賞が中心ですが、例えば「ファジアーノ岡山SDGs賞」があったら、岡山の経済界ですごい事になるでしょうね。そういうのはかなり未来でしょうが。起業家が対象なのかな。副賞がSDGsランドでの出展権か、スタジアムイベントも地域の社会インフラ化していっている事がよくわかります。
また、同じSDGsのイベントとしては、「水曜どうでしょう」とコラボがあります。堅苦しいイメージのSDGsをかなり緩くしており、上手いなぁと感心しました。「Suiyo Dodesyo Gundan syurai!?」の頭文字から「SDGs」を絡めた企画のようで、このコラムによると、吉田新社長が1月の新体制発表会見で3つ掲げたクラブの新たな挑戦のうちの1つが「SDGs」を浸透させていくことで、ホームゲームではSDGsに関するイベントを行うことも決まっていたそうです。そして、「第1回かわさきSDGsランド」のメインコンテンツだった「水曜どうでしょう軍団、襲来!?」のコラボイベント。この企画におけるキーマンとなったのが、中村憲剛FROだったようです。昔から「水曜どうでしょう」の大ファンを公言しており、日本代表遠征時には常にDVDを持参していたというエピソードがあるほど。
このコラムによると、イベントでSDGsスペシャルトークショーを行い、憲剛氏を合わせて3人に加えて、就任したばかりの野々村チェアマンも参戦されたとか。
川崎さん、またいいものを見せていただきました。これからJリーグ入りを目指す皆さん、J3からJ2を目指しているみなさん、こういう伸びしろもありますよ。ある程度、できあがってしまう前に、川崎フロンターレ化を目指して欲しいです。福山さんしかり「地域の課題解決」を口にされるクラブが増えてきました。三重さんもいいものを見せてくれますね。確かにすぐには売上には直結しないかもしれませんが、いつかはJ1で3連覇した川崎さんのような存在になれます。お手本を間違えないように。数字ばかり追って、地域に目を向けなければ100年続きません。スポンサー目線ではなく、三位一体の支援者目線ですよ。
J1川崎関連:113|112|111|110|109|108|107|106|105|104|103|102|101|100|99|98|97|96|95|94|93|92|91|90|89|88|87|86|85|84|83|82|81|80|79|78|77|76|75|74|73|72|71|70|69|68|67|66|65|64|63|62|61|60|59|58|57|56|55|54|53|52|51|㊿|㊾|㊽|㊼|㊻|㊺|㊹|㊸|㊷|㊶|㊵|㊴|㊳|㊲|㊱|㉟|㉞|㉝|㉜|㉛|㉚|㉙|㉘|㉗|㉖|㉕|㉔|㉓|㉒|㉑|⑳|⑲|⑱|⑰|⑯|⑮|⑭|⑬|⑫|⑪|⑩|⑨|⑧|⑦|⑥|⑤|④|③|②|①
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