リスペクトコラムです。
先日ちょっと、ボランティアに関して、事例資料を確認した事がありました。当ブログでJリーグのボラとしてまず浮かぶのは山雅さんの、チームバモスさんでした。以前は何度か特集記事を書いた事があり、かなり久しぶりに公式ブログや、公式SNSを観に行きました。
かつてよく読んだ公式ブログ(蹴刊バモ通)はいつの間にか、公式noteに移転しており、公式FBページの方で、細かい活動レポが投稿されていました。やっぱすごいわと感心することしきり。相変わらず、皆さん楽しそうで素晴らしい組織ですね。他クラブではコロナ禍で思うように参加者が集まらず、苦戦されているボラ組織もあると思います。一つの好事例としてチームバモスさんを紹介させていただきます。
【チームバモスとは】
「チームバモスとは、松本山雅FCのミッションの実現のため、ホームゲーム運営、イベント運営等(山雅後援会事業としてのイベント等も含む)をボランティアで支える組織です。チームバモスは、松本山雅FCの運営母体である株式会社松本山雅より委託を請けた山雅後援会の下部組織として、上記活動を行います。松本山雅FCの運営方針や、株式会社松本山雅及び後援会のスタッフの指示に従うことを承諾していただいた上でメンバー登録を行い、チームバモスメンバーといたします。」
クラブの後援会の傘下にあり、クラブからは独立しています。なのでJリーグ、サッカー以外のスポーツボランティア活動にも行かれていて、うらやましく思っていました。山雅さんの後援会については、新たな気づきがあったので別の機会で紹介させていただきます。
【日本一のおもてなしを目指して!】
「チームバモスが一番大切にしているのは「また来たい」と思っていただけるスタジアムの雰囲気作りです! チームバモスは松本山雅F.C.ホームゲーム会場で、ボランティアスタッフとして試合運営を支える山雅後援会の下部組織です。 メインホームスタジアムである『サンプロアルウィン』に来られる多くのお客様を笑顔に、そして元気にするために、最大限のおもてなしの心で取り組んでいます。
また、ご来場の皆様に安心して観戦していただくための安全で快適なスタジアムづくり、そしてより多くの皆様に喜んでいただけるような、スタジアムの雰囲気づくりにも力を入れています。そんな私たちチームバモスは、いわば「サポーターのサポーター」です。
もし仮にホームゲームをアルバイトで運営した場合の費用は約2,500万円(年間)かかります。その分の費用をチームバモスの活動を通してチームに還元しています。サッカーが好き、山雅が好き、松本が好き・・・ どんな理由でも構いません。少しでも興味のある方はチームバモスで感動の舞台をつくり上げてみませんか?」
いわゆるホスピタリティですが、こうしてはっきり謳われていると説得力がありますね。「日本一のおもてなし」「雰囲気づくり」「お客様を笑顔に」という文言も素晴らしいですが、「サポーターのサポーター」という言葉に正直しびれました。感動の舞台をつくり上げてみませんか?と言われると、参加したくなるのではないですか。「チームバモスの約束」というページがありますが、素晴らしい運営方針です。クラブもそうですが、理念的なものが無いか、薄いと存在感が薄れて、人が離れていくと思います。バモスさんはボランティア組織でありながら、ここまで謳えているのは付加価値が高い証拠です。
【公式note】
一番最初の投稿がちょうど1年前なので、まだ開設して日が浅いようですが、面白い記事が並んでいました。まず目に留まったのが「アウェーグルメ紹介」。アウェイゲートで、アウェーサポーターに地元おススメのグルメを紹介してもらうコーナーを設置されています。アウェーサポに記入してもらうスタイルで情報を集め、「山雅サポーターの皆さん、アウェーを楽しみましょう!」としています。面白いですね。ボランティア主導で、サポーター交流もされているのかと。逆にアウェーサポーター向けに、地元サポによる地元グルメも紹介されていましたね。
組織代表によるボランティアをお勧めする5つの理由なる投稿もありました。①美容効果がある。②フレイル予防になる。③パラレルキャリアを体験できる。④クラブを身近に感じられる。⑤勝てなくても楽しめる。だそうですが、発想が素晴らしいし、面白過ぎです。
【公式ツイッター】
ピックアップしてみましょう。「松本山雅BFCから日本代表入りです❗」という投稿。ブラインドサッカー選手から、日本代表入りしたニュースに触れていますが、そんな細かいところまでリスペクトしているなんて。バモスさんのミッションの図解がありました。すでに当ブログの手の届かない領域に行かれているようです(苦笑)。そして名言がありました。「多くのJリーグクラブボランティアはクラブ直轄ですが、TEAM VAMOSはクラブとは別組織の山雅後援会に属していることが特徴です。」と。その独立性が付加価値を高めている訳ですね。
後援会の傘下にある事はどういう事か。例えばメンバー募集を後援会も広く呼び掛けてくれるし、必要とあらば後援会メンバーがボランティア活動に参加してくれるという事。理想的だと思います。
2005年からチームバモスのボランティア活動がスタートしたそうですが、偶然ですが筆者がファジボラ(当時は前身のNPO法人の運営)を始めたのも同じ年でした。
すごい、スペースを使ってオンライン座談会をされています。こりゃすごい。そんなJのボラ組織って他には無いのでは。まだまだ出てきます。「雷鳥を守るプロジェクト」参加とか。もうキリがないのでこの辺にしておきます。
【公式FBページ】
選手のボランティア参加ですか、いいですね。メンバーさんのモチベーションにつながる事でしょう。「設営の空き時間にユースの選手と談笑。ユースから一人でも多くのトップチーム選手が出てほしいですね。」というシーンもありました。何となくFBの方が更に細かいレポが出ていますね。「#バモスのグルメ」として「休憩中にバモスメンバーが買ってきたスタグルをご紹介。」と、スタグルの美味しそうな写真が出ていました。「このPOPこの人が作りました‼︎」という投稿もありました。グッズ紹介投稿もありましたが、ビックリしたのがチームバモスプロデュースグッズが発売されている事。これはすごいな。ボランティアがグッズを企画販売するって、存在感ありすぎだ。
そして、一番すごかったのがこれ。ボランティアのオンラインコンシェルジュ。「ホームゲーム運営中は#OKバモスを付けて気になることを(SNSで)ご質問ください!!」とありました。そこまでやるかと。これでまたしても、当ブログの手が届かないところに行ってしまわれました(苦笑)。FBでもキリが無くなったので、この辺にしておきます。あとは興味がある読者の方は続きをご覧ください。
という事でお腹いっぱいになりました。ちょっとチェックしないうちに、バモスさんは遠いところに行ってしまわれたようです。他にも川崎さんや新潟さん、仙台さんや甲府さんなど、立派なボランティア組織がありますが、たぶんバモスさんの域までには達していないかも。
でも、一つだけ添える話があります。バモスさんのメンバーには弁当代(1,000円)が支給されています。他のクラブのボラ組織でも見かけた事があるな。地元岡山のFSSでは弁当は実物提供のみで、他には交通費も何も出ていません。いわば有償に近いボランティアと、弁当のみの無償ボランティア。一応そういう違いはありますが、それを差し引いても、バモスさんの付加価値の高さには感服仕りました。参加メンバーさんも笑顔に溢れて楽しそうでしたね。ひょっとしたら、バモスさんのやり方の方が長い目で見て、ボランティア組織の成長・進化につながるのかもしれませんね。
現在チームはJ3でもがいておられます。かつてはJ1で一世を風靡した市民クラブ。監督の人選ミスで現在の低迷を招いたと当ブログでは認識しており、J2以上であるべきクラブだと思っています。まずは早く1年でJ2に戻ってきてください。
TEAM VAMOS関連:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120317
TEAM VAMOS公式HP:https://yamaga-kouenkai.com/team-vamos
TEAM VAMOS公式インスタグラム:https://www.instagram.com/teamvamosmile/
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