J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

南から攻め上がる鹿児島ユナイテッド6

2022-08-13 00:40:06 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 リスペクトコラムです。
 当初はセカンドキャリアネタだったのですが、急遽今回の内容に変更しました。実はよくある事。基本的に1日1日、その時に一番出したいネタを提供する方針なので、そのネタの登場がいつなのかは関係ありません。今回も、うーむやっぱこっちにしようという判断をしました。それくらい、鹿児島さんの事例はインパクトありました。昔、よく感動の密度という言葉を使っていましたが、まさに感動の密度が高かったです。
   
【アカウミガメの卵を見守っています】
「喜入の人たちにとってはなじみ深いアカウミガメ。今では絶滅危惧種となったカメですが、鹿児島の喜入の海岸にも産卵に訪れてくれています。鹿児島ユナイテッドFCでは少しでも産卵がしやすい環境を整えるためのお手伝いとして、監督や選手、スタッフ、アカデミーの選手、クラブ職員が地域の方といっしょになって海岸のゴミや流木を拾い集める清掃活動を行っております。これはアカウミガメの保護という意義も含めてのことです。
 今年も喜入の海岸にアカウミガメの母親が産卵に訪れました。卵は砂場深くに母ガメによって掘られた穴で孵化の時を迎えるのが自然の姿ですが、波打ち際近くに産んでしまうと、台風や高波によって全滅してしまう恐れがあります。
 そのため、保険として一部を安全な場所に移植し、子ガメが孵化して、海に旅立つまでを見守る活動を地域ぐるみで行っております。」
「昨年10月からナンワエナジー・ユニータで日々のトレーニングを行っている私たちも、かごしま水族館や行政のご協力とご指導のもと、喜入の一員として卵をお預かりすることとなりました。卵をお預かりする際には写真の通り大嶽直人監督や選手たちが、実際に生まれたての卵をやさしく手で包み、設置された砂場へと運びました。一匹でも多くの命が海に旅立つことができるように、孵化の時を待つ卵たちを見守ってまいります。」

 

アカウミガメの卵を見守っています

喜入の人たちにとってはなじみ深いアカウミガメ。今では絶滅危惧種となったカメですが、鹿児島の喜入の海岸にも産卵に訪れてくれています。鹿児島ユナイテッドFCでは少しで...

鹿児島ユナイテッドFC オフィシャルサイト

 

 アカウミガメ、そうきたかと思いました。去年から利用している練習場がある海岸にウミガメが産卵に来ている。地元の水族館や行政と資源保護活動を協働する。単に掃除をしたとか、告知活動をしたではなく、監督や選手が実際にウミガメの卵を手で保護地に運んだって、インパクトありすぎです。こういうパターンはJクラブでは今まで無かったなと。
 似たような活動は無かったかなと思い起こすと、山雅さん(後援会)の「松本山雅ライチョウを守ろうプロジェクト」がありましたが、これはクラファンでした。
 今回のウミガメのプロジェクトは「海の豊かさを守ろうプロジェクト」の一環でした。確かに三方を海の囲まれた土地柄なので、鹿児島県は海のまちなのですが、正直海=鹿児島というイメージは薄かったです。まぁ地元岡山も県南が海に面しているという事ですが、しっかり瀬戸内海をPR(GKのユニカラー)しているし。J2岡山ももっと瀬戸内海を主張してもいいのかもしれませんが、主要海岸が岡山市には余り無いかも。

鹿児島ユナイテッドFC 海の豊かさを守ろうプロジェクト

鹿児島ユナイテッドFC 海の豊かさを守ろうプロジェクト

地域のフットボールクラブとして取り組む海洋保護活動

グローカル・クラウドファンディング

 

【鹿児島ユナイテッドFC 海の豊かさを守ろうプロジェクト 地域のフットボールクラブとして取り組む海洋保護活動】
〔海の豊かさを守る〕
 鹿児島と海とは切っても切れない関係にあり、だからこそ2022年より「海の豊かさを守る」お手伝いのために私たちにできることを模索し、挑戦することにいたしました。
1.桜島・錦江湾横断遠泳大会を通した啓発活動(大会運営を、2022年より鹿児島ユナイテッドFCが担当)
2.ポリ袋から紙袋への移行
3.喜入の海の清掃活動
4.アカウミガメ見守り活動
 喜入の海岸にもアカウミガメが訪れ、産卵をしています。喜入では近年、地域の方々とかごしま水族館ほか各所が連携して、波にさらわれそうな卵を保護して、孵化して、海に旅立つまでを見守る活動を行っております。今年、鹿児島ユナイテッドFCもこの活動のお手伝いとしての意味も含めて前述の海岸の清掃活動などを行ってまいります。」

 地域のフットボールクラブとして取り組む海洋保護活動か、素晴らしい。Jクラブでも「海につづくプロジェクト」で15のクラブがビーチクリーン活動を行っていますが、鹿児島さんは独自の活動ですね。歴史がある遠泳大会の運営を担う活動はいいですね。サッカーと全然関係ない事業を行うのが、地域のインフラっぽくていいです。ちなみに②のポリ袋から紙袋への移行は、J2岡山でも前から導入されています。
 鹿児島さんは、当ブログ独自評価基準の「付加価値が高い公共財Jクラブ」のカテゴリ4(三本槍)に名前があります。当ブログの印象としては徳重社長を中心に、しっかり地域に根が張れていると思っています。さすが鹿児島さん、SDGsもしっかり取り組んでおられます。
   
【鹿児島ユナイテッドFCを通して見るSDGs】
「鹿児島という地域、日本という国、そして地球という世界に生きている鹿児島ユナイテッドFC。「Jリーグ100年構想」を掲げるJリーグの一員として2016年より、Jリーグの舞台で「100年続くクラブ」をテーマに掲げて活動している鹿児島のJリーグクラブ。プロのサッカークラブとして日頃から地域の皆さまに支えていただいている私たちは、SDGsに取り組んでおります。
 注目度を活用した人権や環境など幅広い啓発。街を産業や経済の面からも持続的に成長するためのお手伝い。スポーツのノウハウを活用した健康ひいては健康増進。ぜひSDGsのために、鹿児島ユナイテッドFCをご活用下さい。」
「INDEX
鹿児島ユナイテッドFCフューチャーズ
女子サッカースクール
国産ユニフォームと鹿児島らしさ
ポリ袋から紙袋への移行
ユナマルシェ
おはら祭への参加」

 

鹿児島ユナイテッドFCを通して見るSDGs

最近、耳にする機会が増えた「SDGs(エスディージーズ)」「地球に住む私たちが持続的に生きていくための目標」を国連がわかりやすく整理、指標化したものがSDGsです。地球...

鹿児島ユナイテッドFC オフィシャルサイト

 

 「プロのサッカークラブとして日頃から地域の皆さまに支えていただいている私たちは、SDGsに取り組んでおります。」幅広い啓発、持続的に成長するためのお手伝い、健康ひいては健康増進でクラブを活用して欲しいとあります。クラブ自らの取り組みに加えて、地域に対して協働しようと呼びかけておられます。まさに究極のシャレン。ちょっとスタジアムイベントでSDGs絡みのイベントをやって終わりとは違いますね。
 内容的には普段の活動内容が多いですが、それをSDGsの目標にちゃんとリンクさせているのがいいと思います。これで満足する事なく、これがスタートになっていると思います。今後の鹿児島さんの取り組みに注目です。J3リーグでは首位に勝ち点が1点差の3位。早くJ2に戻ってきてください。
J3鹿児島関連⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210813
  〃     ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20191230
  〃     ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20181202
  〃     ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170827
  〃     ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160319

  〃     ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130813
  〃     ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080922
  〃     ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051012
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

 

コメント
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