アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

ユキモチソウ(雪餅草)・ムサシアブミ(武蔵鐙)・ウラシマソウ(浦島草)

2010-04-24 | 植物


独特の仏炎苞を持ったテンナンショウ属の3種類の花が撮れた。
サトイモ科 テンナンショウ属
撮影2010年4月21日
いずれも画像クリックで拡大します
↓ ユキモチソウ(雪餅草)  栃木大柿花山にて
中心の円くふくらんだ白い付属体が美しく、和名はこれを雪の白さと餅のやわらかさにたとえたもの。
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↓ ムサシアブミ(武蔵鐙)  栃木大柿花山で撮影
名は、武蔵の国で作った乗馬用の足掛け=アブミ(鐙)に見立てた。花は花茎の先に一つつく(仏炎苞)。
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↓ ウラシマソウ(浦島草)  柏市内で撮影(2010/4/16)
釣り糸をはねあげたような付属体の形が面白く、和名はこの糸を浦島太郎が釣りをしている姿に見立てたもの。
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↓ 芽生え
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メモ
ユキモチソウ(雪餅草)
・花は葉の間から出た花茎の先につき、苞の先はとがる。
・葉は2枚つき、基部はさや状、先は鳥足状に開く。
・雌雄異株。

ムサシアブミ(武蔵鐙)
・仏炎苞の中には、太い花軸のまわりに多数の花をつけた肉穂花序がある。真の花には萼も花弁もない。
・葉は3小葉に分裂、柄の基部は鞘となって重なり偽茎となる。
・葉のつき方は2枚が根生。
・葉柄の分かれ目までが偽茎、そこから仏炎苞までが花茎。

ウラシマソウ(浦島草)
・苞の中にはこん棒状の花序があり、上部で太まった後、糸状になる。
・雌雄異株だが、雌株でもマムシグサのような実はつかない。
・葉は1枚で上部で掌状に分かれる。
昨年のウラシマソウ(浦島草)  撮影 2009/4/19