昨年は、早春からカラスのペアが我家周辺に居ついて困りました。
門柱脇の電柱に巣作りし、針金などが巣材に含まれると危険なので、電力会社の作業員
が巡回して巣を撤去します。
十字路にあるこの場所がよほど気に入ったのか、諦めずに巣を作り直し、
3月下旬3回目の撤去では、すでに卵を1個産んだ後でした。
その時、粘着性のある物質をスプレーしたので、当分は寄り付かないということでした。
その後、巣作りの場所として選ばれたのが隣家の松の木でした。
我家との塀際にあるので、雛が大きくなってからは、よく見ることができました。
1羽しかいない雛が、巣の端に出てきて、親に餌をせがみます。
6月中旬、親は協力してよく餌を運び、面倒を見ています。
6月下旬、もう見た目は一烏前ですが、
一羽っ子ということもあってか、甘えん坊です。
7月初め、 巣のある松の木から飛び立ちました。
近くの電線や屋根上で、親に甘える姿が見えます。
我家のモミジの樹に移動して来ました。 リラックスして休んでいます。
時々親を呼ぶ鳴声が聞こえました。
過去にカラスが、巣立ったばかりのムクドリの雛鳥を襲ったのを見たことが有ります。
昨年は我家の松の木に掛けた巣箱で、スズメが産卵したのですが、
卵を巣箱から運び出し、巣を放棄してしまいました。 (カラスが関係した?)
菜園の作物をいたずらし、アマガエルやオタマジャクシ、池の金魚が狙われたりしました。
庭に来るカラスは、招かざる客として追い払うだけでしたが、その子育ての一部を見ると
わが子への愛情の強さには感心させられました。