新潟県中越地震(長岡は震度6弱)の翌年、復興への願いと全国からの支援に感謝して、
市民自ら資金を募り、平成17年から打ち上げられたのが「フェニックス」です。
今年12年目を迎え、永遠の時代を生きるという伝説の鳥フェニックス(不死鳥)が、
さらに進化して、長岡の夜空から市民の思いをのせて、未来へ向けて羽ばたきました。
中越地震直後、県内のラジオで一番リクエストが多かった曲、平原綾香さんの「Jupiter」
(ジュピター)をBGMに、信濃川の河川敷を利用した幅2kmにわたる壮大な花火です。
2日3日とも、20時15分、プログラムの真ん中での打ち上げです。
25枚の内、2日打ち上げ分5枚、3日が20枚です。
撮影場所に近いのですが正面ではなく、広角でぎりぎり収めているので、迫力が伝えられません。
悪性骨腫瘍・アダマンチノーマの手術の翌年、自宅改築による引っ越し作業で移植骨を疲労骨折し、
ギプスを取去って新たな装具を付けた直後、新居での中越地震でした。
長男が小学生の頃見に行っただけで、特に関心がなかった花火でしたが、この「フェニックス」花火
を見て、驚きと、感動と、胸にこみあげてくるものを強く感じました。
花火写真は、私にはうまく撮れませんが、カメラと携帯ラジオを持って、BGMと解説を聞きながら、
今年の夏も信濃川の土手に居られたことに、幸いを感じています。