「変態」(へんたい)とは、動物の正常な生育過程において、
形態を変えることで、昆虫や両生類で見られます。
カエルの幼生=オタマジャクシは、エラで呼吸して水中生活ですが、
成体は肺呼吸をし、手足が生えて陸上生活をします。
5cm程に成長したオタマジャクシは、
尾の付け根に後足が形成され、変態が始まります。
後足が大きくなると、エラ穴から前足が出てきます。
親カエルが何回も産卵するので、小さなオタマとも仲良く。
肺呼吸に変わるので、
水中から出て、スイレンの葉上に移りました。
長かった尾が徐々に短くなって、体色も緑に変わって来ます。
蓮の枯茎に上って、尾が短くなるのを待つものも、
尾が消え緑の体色に変わり、貯水槽の壁面を上って外に出ます。
前足4本、後足5本の指先には丸い吸盤があり、
垂直面も木登りも平気です。
さあ、どこへ飛び出そうか、
小さいけれども、1匹前?のアマガエルの子です。
中には、まだ早すぎるのに外に出ようとし、
こんな長い尾を付けたまま、容器の縁に出てきたものも、
草の上ならともかく、熱いコンクリート通路に出たら危険です。
(夏の異常高温で水温が上がり、睡蓮鉢で落命したオタマも)
睡蓮鉢の縁で、外に飛び出す直前の子ガエル、
初め、草むらに隠れていた子ガエルも、
徐々に高いところへ移動します。 ゴーヤの葉上でも、
ツバキの葉上や、
木蓮の木に登って、葉上で昼寝です。
画像は6月から9月初めにかけて撮ったものです。
秋の間に、小さな昆虫やクモを捕食し、冬は地中で冬眠します。