熱帯性スイレンの「ブリンク」は淡水色の花で、
2003年アメリカで作出された品種です。
小さな容器では小さく咲き、長く繰り返し咲き続けます。
8月下旬に咲いた花です。
開花1日目は、花の中心に黄色い大きな雌しべが見えます。
下は9月中旬に咲いた花です。
開花2日目の花、雄しべがドーム状になって雌しべを覆います。
訪れた小さな虫さんの名は?
開花3日目、固まっていた雄しべが、少し開き気味になります。
小さなハチさん?
朝開いて夕方閉じることを、普通3日間繰り返した後、
水没して終わりますが、天候や気温の関係で、
4日目も開花するときがあります。花弁に傷みが出ていますが。
葉にできるムカゴから育った苗を、小鉢に2種植えたので、
同時に開花していました。 青紫色の花は「ティナ」です。
上が9月、下が10月で、11月になっても開花しますが、
屋外で冬越しはできません。
鉢植えで、大きくならないで花や実を着けるツリバナ。
花も実も吊り下って、風に揺れ、風情を感じさせます。
7月中旬の果実は緑色で、直径1㎝前後の球形です。
紅葉も早く、色変わりし始めています。
8月中旬です。
9月上旬、丸い朔果も、赤く染まってきました。
9月中旬です。
10月初め、果実が5裂し、中の種子が見えてきました。
朱色の仮種皮に包まれた種子が、通常5個出てきます。
10月中旬、すでに葉は全て落ち、
細い枝先から、長い花柄を出して、吊り下がる種子。
雨風に当たって、この形のまま1つ、2つと落果し、
庭木・鉢植えの中で、最初に冬姿になりました。
「ツリバナ」(吊り花)は、ニシキギ科の落葉低木で、
北海道から九州にかけて分布します。
地植えすれば、樹高は4m位になるようですが、
7号鉢植で80cm余り、毎年開花結実しています。
花も実も吊り下がって、優雅な雰囲気を感じさせます。
5月中旬に咲いた花、小さくて目立ちませんが、
葉腋から、長さ10cm程の集散花序を下垂します。
花柄の先に数個の花を着けます。
花の径は1㎝未満、淡紫色(樹によっては淡緑色)の5弁花、
花盤が発達し、5個の雄しべと1個の雌しべがあります。
葉の下に隠れるように吊下って、
風に揺れる姿に、惹きつけられます。
紅葉も実も美しいので、(2)に続きます。
地中海沿岸に自生する、原種のシクラメンの1種、
「ヘデリフォリウム」は秋咲きです。
親球(塊茎)が腐敗枯死した8号鉢、昨年は開花無く、
鉢縁で葉だけ展開していました。
9月に夏越しの棚下から出して、陽に当て、
10月初め、3本の花茎を上げて、開花しました。
緑の葉はネジバナです。
花のアップ、
植え替えしてない8号鉢の縁で開花し、この後葉が伸び出てきます。
元の親球は枯死し、その実生苗が育っていたようです。
( 数年前は、たくさん開花していました。)
小さな球根(塊茎)1個から栽培を始め、
直径20cm程にまで肥大しました。
自然実生でネジバナが生えてきていました。
「ヤブラン」(薮蘭)は、キジカクシ科(またはユリ科)の
常緑性多年草で、各地の林床などで、青紫の花と黒実を着けます。
「斑入りヤブラン」は園芸種で、斑入り葉が明るい感じです。
9月上旬から咲き始めました。
青紫色の小花をアップで見ます。
門柱や庭石の根〆、樹下の下草として植えたものが増殖中です。
この斑入り種は、たくさん花を着けても稔ることがありません。
最後の残り花です。