flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

窪野 正八幡社

2012-06-23 00:00:28 | 孝霊天皇流族関係記事

(愛媛県松山市窪野町)
 窪野集落の上方、一遍窪寺遺跡の下方に鎮座する神社である。祭神は玉依比売命(たまよりひめのみこと)を祀る。社殿によると、延久二年(1070)伊予国司源頼義は神領田を寄進し、仁平三年(1153)源頼政は神殿を再建、神領久米田、水田を寄進したという。元久二年(1205)河野通信は一族の弥熊頼重に命じて社殿を補修。弘安四年(1281)には蒙古征討の祈願成就のため、河野通有、通純、満良親王の祈願文と神領百貫を寄進している。また、天文十二年(1543)一族の結束が揺らいでいた時期である河野通宣の室は、大願により筆写大般若経を奉納している。
 

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