flow Trip -archive-

「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

熊本下通 平成二十七年

2015-09-17 00:00:00 | ガレリア

(熊本市中央区下通)
 五年振りの下通アーケードを漫ろ歩く。個人商店は元気な感じがしたが、かつて賑わっていたダイエーが再開発のため更地となっていた。更にアーケード西口の県民百貨店閉店により、東口の鶴屋百貨店の独壇場となった。また、アーケードに隣接してカリーノ下通店があるが、昭和43年(1968)熊本出店を機に、大分県佐伯市から本社移転してきた寿屋百貨店(分類上はスーパー)が前身である。下通寿屋百貨店はRC造7階地下1階であり、当初は百貨店業態であったが、平成10年からはテナントにウェイトを置いた「with下通寿屋」となった。寿屋の最盛期は九州全土に店舗網を広げ、年間売上2,000億超え、従業員数も1万人近くに達したが、バブル崩壊後の売上減少と他店の攻勢に遭い財務状況が悪化し、平成13年に民事再生を申請、翌年までに全店舗が閉鎖となった。再生後は小売業から不動産業に転換し、一部は旧店舗によるテナントビル「カリーノ」になった。
 カリーノ下通

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