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「漂い紀行 振り返り版」…私の過去の踏査ノートから… 言い伝えに秘められた歴史を訪ねて

上目黒青葉台

2016-11-07 00:00:00 | 漂い紀行

(東京都目黒区青葉台)
 昭和44年(1969)上目黒の内、目黒川左岸の一部を青葉台として分離し誕生した地域である。その一角を占める西郷山公園は江戸時代、豊後竹田藩中川家抱屋敷跡であり、隣接する菅刈(すげかり)公園は豊後岡藩中川家の下屋敷であった。明治に入ると共に海軍大臣・政治家であった西郷從道(隆盛の弟)の別邸として二万坪が整備され、昭和16年(1941)渋谷に転居した後は、堤康次郎の所有を経て鉄道省の所有となった。空襲により旧西郷邸和館は焼失したが、洋館は被害を免れて、国鉄官舎や国鉄スワローズ合宿所に使用された後、昭和38年(1963)明治村に移築されている。(旧西郷從道邸)西郷山公園は昭和56年(1981)に開園。菅刈公園は平成9年に目黒区所有となり、平成13年に開園した。
   
         
 上村坂は明治時代に海軍大将、男爵であった上村彦之丞の邸宅が坂の上にあったため名付けられた。

     相の坂は大坂(玉川通り)と新道坂(駒沢通り)の間にあるため「あいの坂」と呼ばれるようになったという。

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