(名古屋市東区橦木町 2007年8月30日)
大正時代末期に建てられた陶磁器商の屋敷である。敷地約2000㎡には、二階建て約200㎡の洋館、隣接して約330㎡の和館と土蔵、離れの茶室がある。個人所有の土地家屋であったが、平成8年(1996)に市指定文化財となり、喫茶室等を設けながらNPO法人、市民グループによって維持管理がなされるようになった。そして平成19年春、所有者から市に寄付され、「文化のみち橦木館」となった。私が訪れたときも、NPO法人橦木倶楽部理事の方からご説明を受け、今後の活用、修復についてや、エネルギー源を太陽光蓄電にする構想等を語っていただいた。 都会にありながら、洋館二階に吹き込む風は涼しかった。







