
強くじりじりとした厳しい陽射しが注がれる。
比叡山の上にも、白く、むくむくとした雄大ないくつもの雲。
木陰になったベンチに腰を下ろし、南の空をみあげると…、
「マミィちゃ~ん」って呼んで駆け寄る、“姫ちゃん”がそこに。


本当だ、まさに夏の空は大きな落書き帳
夏空へ雲のらくがき奔放に (富安風生)
刻々とその形を変えながら流れゆく、雲をながめていた記憶がある。
雲にも命があるような、夏のエネルギーそのもの。
本日、37.4度を記録した。汗がにじむ。汗が流れる。
蝉の声が心地よく一息つかせてくれる頃、暑かった一日は暮れてゆきます。
蝉の子守歌 (島崎藤村 大正14年 )
ねんねんよ。おころりよ。ころ、ころ、ころ、ころ、おころりよ。
ねんねんよ。おころりよ。おうしいつくつく、ねんねしな。
ねんねんよ。おころりよ。みん、みん、みん、みん、ねんねしな。
ねんねんよ。おころりよ。かな、かな、かな、かな、ねんねしな。
ねんねんよ。おころりよ。めんめがさめたら、なにあげよ。
おっぱい、おっぱい、おいしいおっぱい。いい児の坊やのおいしいおっぱい。
おあがり、おあがり、おうしいつくつく。坊やのおっぱい、おうしいつくつく。
みん、みん、みん、みん、おうしいつくつく。かな、かな、かな、かな、おうしいつくつく。
坊やはいい児だ。ねんねしな。
毎回ながら、どんなメロディで歌うのでしょうか。